マンション内の茶室に
露地と腰掛待合と畳敷き待合を設け
本格的な茶室となりました!
玄昌石のフロアータイルに唐松の腰掛待合
赤杉の腰板と北山杉磨き丸太の床柱が
お客様を迎えます
改修前の
マンションの玄関からの廊下と
洋室入口をみる
廊下も洋室の壁も撤去し
玄関先に視線を留める
聚楽塗の壁を設けます
ここで世界と空間が
切り替わります
玄関横の洋室内部の
解体前の様子です
洋室の
窓の部分に露地の
腰掛待合を造ることに
しました
唐松の座板を留めています
改修前の玄関下足箱の
上に飾られていた
茶室の銘板です
露地の下地窓の上に
掛ける予定です
洋室の壁を撤去して
茶道具入れと
収納棚を造付ます
柱は北山杉の
面皮柱を使います
5年前に創った茶室は
リビングに面した和室を
全面改造して創った
本格的な小間の茶室です
炭炉も釜蛭釘も
設けています
茶室脇のリビングの一角を
立礼席としていました
壁床には織部板を取り付け
立礼席周りの壁は
聚楽塗に改修します
改修工事の完成です
マンションの玄関扉を開けると
内側に掛け障子のかかった
下地窓が
お客様を迎えます
露地の入口です
露地から玄関の
下地窓を臨む
垂壁の落掛は杉の面皮
壁留め柱は
北山杉の磨き丸太です
照明は和紙張りの
ブラケット
露地の腰掛待合は
唐松の座板を
北山杉の磨き丸太で
受けています
奥の飾り床に
織部板を取付け
下につくばいを
配置する予定です
露地の障子を開けると
畳敷きの待合が
現れます
待合の床の間地板は
唐松で
落掛は北山杉の面皮材です
腰掛待合の脇床の
床柱は
北山杉の磨き丸太です
このコーナー中には
マンションのコンクリートの
大きな柱が
塗り籠められています
待合の青の市松襖紙は
桂離宮の
松琴亭写しです
床の間の吊束も
落掛も杉の面皮材で
造っています
下地窓の内側に
6分角の框で創った
掛け障子を
設えました
壁の聚楽は
珪藻土と藁が
塗り込まれています
市松の扉の奥は
茶室への畳廊下となり
茶席への期待が
高まる空間です
立礼席から一段上がって
小間の茶室が現れます
4枚建の障子で
茶席の空間を
閉ざします
お客様は
にじり口から席入りします
小さな入口から
からだをこごめて
にじって入るので
「躙口(にじりぐち)」
幅4尺の板床です
竹の軸釘に
花釘・柳釘をつけ
天井には
花蛭鐶を設けました
5尺2寸の茶道口
主人はここから
入ります
壁の小口は
聚楽塗り廻しです
水谷側から
茶道口をみる
主人が呼吸を整え
茶室に臨む入口です
水屋の流司も設けました
竹のすのこの下に
銅のシンクが仕込まれています
茶筅掛や茶巾掛けの
竹くぎを打ち
茶わん棚の上に
浅棚二段と通し棚を
しつらえました
尺4寸の炭炉に
釜が掛けられ
竣工茶会の準備が
できました
・・人にやさしくきもちいい、街にとけこむたてものを・・
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