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☆膳所二丁目の家 増改築工事・・  


    

子どもたちの自分の城づくりと

きもちいい住まいに改修です




増改築前の外観 
 
違和感なく子どもの城を増築したい・・・
屋根裏ロフトが夏上がれないほど
暑くなる
リビングダイニングが
落ち着かない・・

課題はたくさんありました



増築部分の子どもたちの城
屋根勾配を合わせてFIT
 
ピロティからの冷え込み対策で
城の床下に十分な断熱を充填

ピロティとは
ガルバリウム鋼板葺きの庇で
意匠を切り替えています



既存部分の1階は
音楽スタジオとなっていて
幸い階高が高いので

ピロティの駐車場には
ハイルーフの車も
ゆとりをもって入ります



改修前のリビングダイニングの
スペースです

キッチンへの開口が奥にあり
リビングダイニングとして
落ち着くための
『たまり』のスペースが
混沌としていました



キッチンへのつながる位置を
廊下からの入口寄りに変更し

リビングダイニングの奥の空間に
ゆったりとした、
『たまり』のスペースが
生まれました

壁は空気の質を高める
珪藻土塗仕上げです
ブラケット中心の照明で
柔らかなやさしい空間になりました



リビングダイニング廻りには
できるだけ多くの収納が必要です

TVスペースの下にも戸棚をつけて
収納量を増やします



リビングに新たに設けた収納庫

出かける時のコートや鞄も
この中に収め
物が散乱しがちなLDを
すっきり片付ける効果は
大きなものがあります



居間のスペースとキッチンは
収納の壁で仕切りましたが

空間的には
手前のオープンスペースで
二つの空間を
緩やかにつないでいます


 

リビング廻りの壁は
珪藻土のひきづり仕上げで
塗りました

細かな波が
光を柔らかく放ちます

コーナーに小さな
飾りだなを
仕込みました



 

暗い中廊下に
光を落とす
TOPライトです

ロフトへ上がる折り畳み階段を
撤去した後に取り付けました

ロフトを活用するには
上がり降りしやすい
固定階段が必要なのです



 

既設のロフトは
屋根裏にもかかわらず
屋根面の断熱が不十分でしたので
夏はとても暑く
冬はとっても寒いのでした



 

屋根面や外壁に
セルロースファーバー断熱を充填し
断熱性能を
大幅に引き上げました

音楽家の御主人の
きもちい書斎となりました




 

廊下は厚さ35ミリの
杉の無垢板を張りました

杉の無垢板は
冬の寒い日に裸足で歩いても
足の裏に温かみが伝わります
空気をいっぱい含んだ
細胞を持つ杉の特性です



 

鉄骨造で足が痛い階段でした。
仕上げ代がなく
無垢の杉板などを
張ることができないので

厚さ4ミリでも断熱性能があり
柔らかく耐久性もある
コルクタイルを張り

段鼻のノーンスリップも
クッション性のあるものに変え
足の裏にやさしくしました



 

ひんやりしていた洗面脱衣室

電気式のオイルヒーターを
設置して
ほんわりあったかく・・!

バスタオルを掛けておけば
気持ちよく乾くので
洗面に最適です



 

子どもたちの城の
床は無垢の杉板です

木の木目は1/f ゆらぎの波で
繰り返される模様なので
人にとってやさしく
心を落ち着かせ穏やかにします

子どもの城には打ってつけで
不規則な木目は
目の健康にもいいのです


 

吹き抜け空間を包む壁は
珪藻土です。
珪藻土は表面に活性炭の
数千倍の微細な孔を有しています

調湿性や消臭性能が優れているので
空気の質を高めます

吹き抜け空間のボリュームは
気分をのびやかに
リラックスさせる効果も
担っているのです

H形鋼の黒はこの部屋の
シンボルカラーです

 

子どもの城から
階段ホールにつながる
木製建具の窓

音・光・気配をつなぐ
暮らしの開口部です





 

子どもの城EASTの
シンボルカラーはオレンジ

吹き抜け空間の
ワンポイントです

爽やかな気分にさせる
カラーです


 

子どもの城の
窓から見えるのは
キッチンのジャロジー窓

同じ建物の外壁が見えると
建物全体の
ボリューム感が伝わります

ちょっと愉しい
景色です



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