HOME きもちいい建物のエレメンツ HFDの作品 いき・粋 HFD HFDのつぶやき リンク集 お問い合わせ


☆にじの家くさつ 新設工事・・  

認知症型のデイサービス施設です



古民家を改造してお年寄りに懐かしい雰囲気のデイになりました・・!




階高が低い民家でしたので
土間だった台所に床を張り
天井を少し高くすると

丸太の梁が顔をのぞかせました

辻子の妻壁を受けていた
鉄骨の梁を
化粧で塗装仕上げとしましたが
紅柄塗りの梁と間違えそうです


改造後の全景です

外壁は改修し
耐震補強を行いましたので
かなり手を入れているのですが

元のたたずまいをそのまま残すことが
できました



元の板の間の床を撤去し
車いす用のスロープを設えた
エントランスを新設

手摺受けの柱は
当たっても痛くない
北山杉の磨き丸太としました



もう一か所の歩行者用の
エントランスです

ゆったりとした幅広の
杉板を重ね張りした階段で
土間の上り床から

3段上がって部屋に向かいます
軽い運動にもなります

下足箱にも手摺をつけました



調理スペースから見た
エントランス入口です

左が歩行者用
右が車いす用エントランスへの
扉です

敢えて同じデザインとし
認知症の予防訓練です


床の間にはTV置きの戸棚を設け
仏間は収納庫に

縁側の床板を張り増して
高さを畳天に合わせて
バリアフリーに

でも昔ながらの座敷です



四間の一つは
板張りとし
ベッドを置いた静養室と
しています

道路と反対側の一番静かな場所に
位置します




車いす用WC2か所を設置している場所は
玄関土間だった場所です

玄関土間のささら天井の梁と天井板を
そのまま現わしに使いました

壁は杉むく板の防水塗料塗り

床はコルクタイルの
オイルフィニッシュ仕上げです




洗面脱衣スペースは
元板の間の1間半の押入です

幅を尺5寸広げて間仕切り
ゆったりとしたスペースを確保

天井は檜の縁甲板 壁は杉の羽目板に
防水塗料塗り

洗面横の小さな窓は
エントランスにつながっています


元板の間を改造して
浴室を造りました

電動リフトも設置して
チェアーのまま入浴できます

介護職員の負担軽減のために
必須の設備です

 
▲TOP

・・人にやさしくきもちいい、街にとけこむたてものを・・

畠山フォルムデザイン設計事務所 〒525−0026 滋賀県草津市渋川1丁目6−20
TEL: 077-566-5171  Fax: 077-566-5172