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膳所二丁目の家スタジオ改修工事・・  

・・遮音性能を高めた採光窓を復活させて、ライブな音響空間のきもちいいSTUDIO空間に・・


       


ライブコンサートをするにはデッドすぎる音響環境を改善・・!


床は圧密厚貼杉フローリングで気持ちよく・・




1階のほとんどを占める
音楽スタジオ

アコースティックの演奏会では
低い天井がデッドすぎて

客席の後ろまで
音が十分伝わりませんでした

ピアノは
スタインウェイと
最高です


またあふれる楽譜や
LPレコード・CD・オーディオ機器を

すっきりと収納することも
課題です

既存の窓の遮音性能が悪く
やむを得ず鉛を挟んだ合板で

閉ざしていたので
息苦しさのある空間となっていました



スタインウェイのピアノに惚れて
綾戸智恵や谷川賢作など

多くのミュージシャンが
訪れていました

谷川俊太郎のサインも
残されていました




二階へ音が響いていたので
天井裏での遮音と

スタジオ内の音場を
ライブにするために

天井の改修を行いました





フラッターエコーを避けるために
天井は鉄骨の大梁間に
勾配天井をつくります

H型鋼のウェブに
天井地を受ける受け材を設置します

勾配の寸法を計算して
大工さんが慎重に高さを決めています




H型鋼のウェブに
受材取付用のボルトを溶接しました

デッキプレートの上には
コンクリートが打設されていますので

低域の遮音材の役割の一端を
果たしてくれます



天井材とデッキプレートの空間は
セルロースファイバー断熱材が
ぎっしりと詰め込まれました。

中音から高音域の音は
ほぼ遮音することができる密度に
なっています




既存の窓には網入りガラスの
ペアーガラスが嵌め込まれていましたが

遮音性能はあまり高くないので
その内側に

遮音性能の高い遮音合わせ硝子を
勾配を持たせて二重に設置

かなり遮音レベルの高い
Fix窓となりました




あとは楽譜等の収納棚です
杉のCLT合板厚36mmで組むので
少々の音では共振することは
ありません

大工さんが現場で組み立てます
指物職人もびっくりの腕前です

高さ2.2m幅4.7mの
ほぼ壁面一杯の収納です



三日がかりで組みあがった収納棚に
早速LPやCDが納められました

床も既存のフローリングの上に
圧密厚貼杉フローリングが張り詰められ

ドイツの木材保護塗料が
塗装マイスターによって
丁寧に塗布されました





仕上がった途端に
素晴らしいPAがやってきました

アルテックA5スピーカーと
金田式DCアンプが来たのです。

STUDIOの遮音性能を確かめる為に
早速クイーンのCDを
フルボリュームで音出しして確認です




アルテックA5からの音は
窓からも二階へもほぼ止まっています

あとはバスドラなどの音が
どれぐらい止まるかですが

これは一定質量が必要なので
若干レベルは下がりそうです





アルテックの特徴的な
セクトラルホーンと

後付けのスーパートゥイーターから
ハイハットが飛び出してきます

アルテックA5の
リスニングルームが
完成しました!

ムムム・・・??






 
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