太陽エネルギーをどう利用するのか?
いままではソーラーといえば
太陽熱温水器だったが、
昨今は太陽光発電一本やりになってきた。
太陽光発電は太陽エネルギーの10%の効率
太陽熱温水器は太陽エネルギーの40%の効率なのです。
「熱」と「電気」はエネルギーの質が違いますので
効率だけでは比較できませんが。
太陽エネルギーは一日の中でも通年でも非常に変化が大きい。
おまけに太陽エネルギーと、住宅で使うエネルギー需要の変動は
正反対なのです。
夜や冬に「明るく」「暖かく」暮らそうとしているのだから
当たり前なのですが、この使いにくいエネルギーをどう活用していくのか・・!
太陽光発電パネルを設置するべきか?
結論は「条件がよければ載せ、
悪ければ他を考える」なのです。
昼に発電する太陽光発電は
夜には役立たない。
夜は系統電力に依存するのであれば、
昼に発電する必然性はない。
また、太陽光発電は影に極めて弱い。
電柱や電線などのわずかな影でも、出力が極端に低下する。
田んぼの中の一軒家でない限り、
太陽光発電に向いている屋根はとても少ないのです。
一方、太陽熱は「貯めるのが簡単」という
大きなメリットがある。
昼間の太陽熱エネルギーを
夜の給湯や暖房に回すことは
タンクの水を使えば至極簡単。
省エネには直接的に、大きく役立つのです。
太陽熱に必然ありなのです。
東北の震災では
省エネ住宅では高断熱で、暖房なしでも凍えずにすんだ
太陽熱温水器で停電でもお湯が使えたとの声を聞く。
「省エネ」は住宅の質を上げて生活水準を支える
人にやさしい「王道」なのです。
・・人にやさしくきもちいい、街にとけこむたてものを・・
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