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****2005年1〜10月号****

《バックナンバー》 2002年2003年2004年


『つ ぶ や き』2005年1〜10月号

2005年10月21日(金) ・・・『中学1年の職場体験??』・・・

  北大路中学校の職場体験学習の事前学習として 地域の中小企業の経営者に「働くことの意義」を学ぶ講義が行われ、講師として参加してきました。

 私の所属する中小企業家同友会大津支部では2000年から地域の中学校の職場体験学習に取り組んでいます。それは ボランティアとして中学生の職場体験を受けている訳ではありません。自分の企業が地域の中で果たしている役割、存在意義を子ども達に経営者や社員が話す中で 再認識する機会として捉えようと、取り組んでいるのです。

 他の中学では2年生が対象でしたが、北大路中学では1年生でした。中学生になったばかりで「職場体験」はすこしタイミングが早過ぎそうです。「働くことの意義」を考える前に「何のために学ぶのか」「何のために生きるのか」を真剣に考えることが大切だと思います。 生きる楽しさを感じられるかどうかが大事。 毎日まいにち夢を持ちつづけていますか?やりたいことをいっぱい持っていますか?

 宮崎駿の『ハウルの動く城』のテーマの一つは現代忘れられている「生きる楽しさ」なのです。働くことは自分の夢を実現するための手段!働くこと自体が目的じゃない。自分の夢を努力して実現させてこそすばらしい人生・・!!
 
 1年生といっても、まだまだ小学生のような子どもから、無精ひげを生やした大人びた学生を前にして 40分間 思わず熱を込めて語ってしまいました。
 子どもたちの表情は・・・・「????????・・・」!!

2005年10月16日(日)・・『地下水汚染から飲み水を守ろう 市民の集い』

  滋賀県の栗東市に全国で3本の指に入る 産業廃棄物の不法投棄があり、深刻な地下水汚染を引き起こしています。鰍qDエンジニアリング産廃処分場に認可されたゴミ以外の工場廃液や医療廃棄物などの特殊廃棄物を 大量に不法投棄を続けていたと言うのです。不法投棄は地下水が流れる地層を貫通し、深さ20M 総量46万立米に及び、青森田子町の80万立米  香川県豊島の46万立米と並び 3大不法投棄問題と言われているという。
 栗東市の上水道は70%を地下水から 30%を琵琶湖から取水している。その地下水が汚染されているのです。処分場の近くから採取された地下水から、環境基準の14倍のダイオキシン、56倍の水銀、一般河川の4万倍の環境ホルモン等 多数の有害物質が検出されているのです。微量でも胎児の脳や神経に影響をおよぼす環境ホルモンが4万倍も検出されているなんて、冗談じゃない!!

 しかも県は形だけの調査を行い、分析結果問題はなかった・・と処分場に土をかぶせて隠してしまい、RD処分場問題に幕引きを図っていると言う。背筋が寒くなるような報告でした。
 この市民集会に しが健康医療生協の 草津北支部事務局長として参加してきました。集会には滋賀県の各地だけでなく、敦賀の産廃問題に取り組んでいる人、東京の全国産廃問題の会の事務局長、県内のマスコミなど150名ほどが栗東中央公民館に詰め掛けて会場をいっぱいにしていました。

 医療生協は 健康で安心して住みつづけられる地域づくりを進めている組織です。命を守る水が汚染されようとしています。この問題の動きから目を離さず、医療生協の運動としても取り組まなければならない課題となりました。

2005年10月8日(土) ・・・『わんぱくプラザ 桐生冒険キャンプ』・

  青少年育成笠縫東学区民会議の年間行事の取組みとして 湖南アルプスの入り口にあたる桐生のキャンプ場に 小学生・中学生10人と 大人のスタッフ6人で1泊2日の冒険キャンプに行きました。
 公民館を自転車でスタート。10数キロの道のりを走りました。この日はあいにくの雨模様で、カッパを来たり脱いだりしながらの走行です。冒険キャンプには食器やお箸は持っていきません。竹を切ったり割ったりしながら 器と皿とお箸を作ることから1日目の作業が始まりました。日頃のこぎりを使ったことのない子ども達には なかなか困難な作業となりました。

 雨模様の中 火をおこすこともたいへんです。煙にむせながら子どもたちが自分で決めたメニューの料理を何とか作れたのは、日も暮れてからでした。テントも自分達で張り、自分達で作った食事は日頃味わうことのない美味しさだったでしょう。それにしても子どもたちの頑張りは意外なほどたくましいものでした。 雨の中の10数キロのサイクリングの最中も、薪を焚いての食事作りの最中も だれも弱音を吐きません。取っても不便な生活を何か愉しんでいるようです。  不便なことが便利な生活にはない 何か大切なものを子ども達に気づかせているようです。

 後片付けが終わって テントの中の寝袋にもぐりこんだのは10時過ぎ・・こんなに早く眠るのは滅多にない事やな・・・と思っているうちに、寝てしまいました。

2005年9月30日(金) ・・・『コア・ストレッチ 60分ランニング達成!』・

  今年の5月26日(木)から始めたコア・ストレッチランニングのトレーニングが、19週目に入りました。「石井好子の金の食事」で贅肉がすっかり落ちたので、つぎは筋力をつけようと始めたのです。
 NHKの趣味悠々講座 『今日から始めるランニング』の再々放送を 5月の初め、深夜に放送しているのを たまたま見たのがきっかけで 早速テキストをNHKから取り寄せて始めました。

 いままで何度かランニングを習慣に・・と挑戦してきたのですが、ゆっくりと長く走ろうと思ってもなかなか続きません。でも 『今日から始めるランニング』のメニューは無理なく走る時間を延ばせる工夫がいっぱいです。最初の2週間は走ってはいけないのです。歩いてまず基礎体力をしっかりつけることと、コア・ストレッチウォーキングという、よいランニングフォームで走るための基本作りなのです。 3週間目 やっと走り始めてもランニングは15分から少しずつ伸ばして無理はしません。8週かかって60分ランニングをめざすのです。私の場合は1週間に2日か3日しか走ることができなかったので、少しずつ時間を延ばして 60分ランニングに到達したのがなんと 18週目でした。(ヤッターー!!)

 18週で太ももがだいぶ太くなってきましたが、体重はさらに減って60sまで落ちました。贅肉がさらに絞られたのでしょう。これからは筋力トレーニングを加えてランニングを続けていきたいと思います。

2005年9月26日(月) ・・・『石井好子の金の朝食!続々編』・

  2003年7月に始めた『石井好子の金の朝食』!!2年2ヶ月目になりました。最初の6ヶ月間 順調に体重が減り 69.5sが61sになりました。その後1年半 その体重を維持しています。そのおかげで03年のときの健康診断で「若干の脂肪肝だよ・・」と医師に指摘されていたものが、04年には検査技師が不思議がるほど すっかり消えていたのです。
 朝食の定番は 白州干とハムエッグ、人参・胡瓜・トマトのサラダ、バナナ入りヨーグルト、牛乳ととろけるチーズを乗せたパン・・・と言ったところです。お昼は毎日お弁当なのでご飯食です。お昼もサラダを持っていきます。晩はいつも遅くなるので、サラダ・もずくとビールで軽く仕上ます。

 2004年秋の健康診断で全ての指標がパーフェクトになりました。次は体力増強です。贅肉は落としたので 筋肉をつけて 体重を3sぐらい増やそうと、ランニングを始めて、17週になりました。コア・ストレッチ ウォーキングから始まったメニューについては、次回紹介します。 

2005年9月17日(土)・・・『石山寺の秋月祭で 粋なJAZZ登場 』・・ 

 毎年 十五夜のころに開催される、石山寺の秋月祭。6時の開門を待って入山しました。山門をくぐり、まっすぐ続く細い石畳の両側に、山の上の本堂に続く 急勾配の石段の両側に、そして 本堂前に広がる境内にちりばめられた 無数の葦籠に入った蝋燭の明かりが幽玄の世界にいざないます。

 本堂の外陣に入ると ライトアップされた内陣に向かって折りたたみイスが並べられ音響や照明がすでにスタンバイ・・!心地いい緊張感が伝わってきます。

 内陣にスポットがあたり、本堂に繊細な石笛(いわぶえ)の音が響き始めました。
JAZZフルーティスト 横田年昭の奏でる音色です。石の笛、花器の笛、貝の笛、
竹の笛・・何でも笛にしてしまう横田さん。伊豆にある自分の工房で創っているのだと言う。作務衣を着て板の間にあぐらをかいて演奏する様は まるで住職のようです。

 雅楽のような能楽のような、日本的色の濃いJAZZの音が内陣の須弥壇に吸い込まれていくような演奏が続きます。 後半のプログラムの中で演奏された曲は、中国の大道芸の「変面」のように何枚もの布に描かれた面をかぶり、演奏をしながら一枚一枚剥いでいく振り付けが加えられていて、JAZZというより演劇の一人芝居を観ているようです。

 和の世界を表現するアコースティック・ジャズアンサンブル 風秦遊心(あそびごころ)は、フルート・石笛・土笛を 横田年昭が、パーカッションを納見義徳、ギターを福島久雄が担当し、絶妙なコラボレーションを紡ぎだしていました。

このなんとも風雅なJAZZ・・!!是非一度お試しあれ!

2005年9月16日(金)・・・『先達の教え 三方よし』・・ 

 滋賀で開催された中小企業家同友会の青年経営者全国交流会の2日目は「三方よし」から未来を拓くのテーマでパネルディスカッションが開催されました。冒頭にパネラーの同志社大学の末永教授が「近江商人という人々」のタイトルで基調報告を行いました。

 江戸時代の近江商人は本宅は近江におき、全国に出店を展開。卸の行商を行い、今で言う商社の役割を果たしていた。麻布商であった1754年の中村治兵衛宗岸の書置きが三方よしの原点と言われ、顧客満足、薄利、信仰を旨とした。

 明治時代の三方よしは、出店を開いている他国の人を大切にすること、私利を貪らず、神仏忘るべからずとした。

 現代の三法よしは、「売り手よし、買い手よし、世間よし」としている。「世間よし」は近江商人の社会認識の鋭さを示すものなのです。

 そして江戸時代から伝わる近江商人の取引の基本的スタンスは「遠き行末を平均に見越し、永世の義を貫く」と、人の道を外すことなく、商人の極意は「売りて悔やむこと、商人の極意と申す」と、安く売りすぎるぐらいが肝要と教えているのです。

 近江商人から学ぶことはいまでも多いのです。

2005年7月8日(金)・・・『ちひろの語りたかったことは・・?』・・ 

 アップで描かれた窓辺の少女の視線は前に向けられず、斜め前方の虚空に流れている。どんなに少女の瞳を見つめても、この子が心を開くことは無い。幼い少女の心を閉ざさせたものは何なのか。岩崎ちひろの絵本「戦火の中の子どもたち」の表紙に描かれている少女である

 千葉で開催された全国総会の帰りに訪れた下石神井のちひろ美術館・東京で「戦後60年・ベトナム戦争終結30年」にちなんで「戦火の中の子どもたち」展が開催されていた。この絵本はベトナム戦争の末期の72年から73年にかけて、北ベトナムへの爆撃が激しくおこなわれているころに描きはじめられた。戦火にさらされた子どもたちの心の傷を描いたのです

 その戦争が終わって30年。ベトナムでは、今なお米軍が大量散布した枯葉剤を浴びた親、祖父母から、さまざまな障害を持つ子どもたちが50万人も生まれている。今もなおベトナム戦争は生きているのです

 8月6日、広島は被爆60年をむかえた。広島の秋葉市長は平和宣言の中で語った。「被爆者の志を受け継ぎ、私たち自身が果たすべき責任に目覚め、行動に移す決意をするとき」「汝殺すなかれ、この真理を永久に採用した日本国憲法は21世紀の世界を導く道標です」最後に市長は「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」と、締めくくった

 昨年6月にノーベル賞作家の大江健三郎氏や小田実氏をはじめ文化人9氏が呼びかけて発足した「九条の会」が今年の8月で全国に3000以上の会へと広がっている。日本国憲法を守るという一点で手を結んで

 戦後60年たっても世界の各地で戦闘が続いている。「戦火の中の子どもたち」は、いわさきちひろという画家が自らの戦争体験をふまえて描いたものです。戦争についてどう考え、何を語ろうとしたのか。いまの時代にもう一度問い直さなければならない

2005年5月29日(日) ・・・『旧東海道 石部宿を訪ねて』・

  しが健康医療生協の春の行事 『健康ウォーク 旧東海道の石部宿をたずねて』に参加してきました。私の住んでいる地域の 医療生協の班『さざなみ班』の仲間7名と一緒に参加して、初夏の爽やかな日差しの中を約7qの道のりを気持ちよく歩いてきました。
 石部は東海道五十三次の51番目の宿場町として栄え、「京立ち 石部泊まり」と言われ、大名から町人まで多くの人々が旅の疲れを癒していたのだそうです。街道沿いの吉御子神社や常楽寺を参拝しながら東海道歴史資料館も訪ねました。

 資料館の庭でお弁当を食べながら、参加者21名が自己紹介をして交流。草津の地に居を移してから29年になるのですが、近所の人と一緒にハイキングをするのは初めてのことです。今まで夜遅くまで事務所で仕事をして 家には夜遅くに寝に帰ってくるだけの日々を過ごしてきた私にとって、医療生協の活動は、新鮮です。地域の中の一員としての役割を再認識する機会となりました。

 地域まるごと健康づくり・・・健康で安心して住みつづけられる地域づくり・・・
 医療生協の目的は 地域の人々 みんなの願いなのだと実感!!

2005年5月23日(月)・・・『太田尭氏大いに語る!!』・・ 

 大田尭氏大いに語る 
戦後に出来た新しい憲法の第97条に基本的人権が明記された。天皇の国から国民一人一人が主権者の国になったのです。この言葉にはおおいに感動しました。みんなが第一人者と言うことなのです。基本的人権は日本国憲法の大切な核のひとつなのです。なんとか国民をコントロールしたいと思っている人間が愛国心でとか考え出すのです。愛国心でなく民衆連帯でなければ人間は取り戻せない。上から連帯をつくるなどは怖いほうに向かう。これは憲法の精神に反するのです。」と、同友会の例会で記念講演を行った東大名誉教授の大田尭氏が、熱っぽく語りました。

東京大空襲60年
今年で87歳になる大田氏も体験された太平洋戦争の末期、1945年3月10日の、10万人以上が犠牲となった東京大空襲からことしで60年となります。「東京大空襲を風化させないように、戦争の恐ろしさと平和の尊さを伝えたい」と、秋吉久美子さんや牧瀬里穂さんなど、女優、歌手、落語家たちが集まって「命の尊さ」を訴えるイベントを開きました。落語家の故・林家三平さんの妻でエッセイストの海老名香葉子さんも、東京大空襲で家族6人を失った経験を語り伝える会を開いています。「イラクなど諸外国では日本の60年前と同じようなことが繰り返されている。この現実を一人一人が感じることが大切・・」と、とりくまれているのです

教科書が危ない
そういう平和を守るとりくみが進められる反面、いま中学校の教科書が狙われています。侵略戦争を美化する「新しい教科書をつくる会」が自分達の作った教科書を多くの自治体で採択させることを狙っているのです。「つくる会」の歴史教科書は日本が起こした戦争を「アジアを欧米の支配から解放」することが目的だ、と美化しているのです。この教科書問題と憲法、教育基本法改悪の動きは表裏一体の問題となっているのです。 

憲法九条の会
その日本国憲法を守ろうと、04年6月10日、井上ひさしさんや大江健三郎さんなど、作家や哲学者など文化人9氏が『九条の会』を結成し、アピールを発表しました。「日本をアメリカに従って戦争をする国に変えてはいけない。日本と世界の平和のために、日本国憲法を守ると言う一点で手をつなごう」と、日本各地で精力的に講演会を開催しているのです

中小企業憲章と平和
今、全国の同友会の仲間達が、「中小企業憲章は国の経済の中心を名実とも中小企業が担うことをめざし、真に自主的で民主的な経済社会を実現するもの。そのために、中小企業家が連帯して取り組もう」と大学習運動を始めています。その中小企業憲章のめざす、自主的で自由な企業経営は平和でなければ成り立たないのです。平和がなくなれば、人権や民主主義も崩れてしまいます

むすびに
 新春例会での大田尭氏の講演は私達に大きな示唆を与えました。「心はどこにあるのか。心は関わりあいの中にある。生かし生かされているところにある。心を大事にすれば、憲法を大事にすることになるのです」と。中小企業憲章とともに、「生きる・くらしを守る・人間らしく生きる」社会を豊かに実現するために、私達がとりくまなければならないことはとてもたくさんあるようです。ひとつひとつを大切にしていきたいものです
 

2005年4月15日(日)・・・『介護保険制度があぶない!!』・・ 

 「痛くて起きられん・・」 母親が明け方激痛に襲われた。骨粗鬆症が進行し、脊椎腰椎の一部が圧迫骨折を起こし動けなくなったのだ。高齢の女性に多く見られる病気です。

診療所で診断治療を受けた後に、ケアマネージャーにお願いをしてすぐ介護認定を申請してしただくとともに、布団で寝起きすることが痛みで困難になったので、背中の部分が起き上がる 電動ベッドを手配していただいた。

翌日早速 介護用品レンタル会社に電動ベッドを搬入していただき、ようやく痛みに襲われることなく眠ることができるようになった。母は「お陰で、命拾いしたようだ・・」とほっとしてつぶやいていた。圧迫骨折したものにとって 電動ベッドは必需品です。介護保険が適用されると、ベッドのレンタル料金は10分の1で済むのです。長期に亘って必要となる介護用品なので 大いに助かります。

あまりに痛みが強くなり、自分で食事を準備することが難しくなれば 代わりに食事や洗濯などの家事援助をしていただくヘルパーさんの派遣も検討しなければ・・と考えていた矢先、国会で介護保険制度の見直しが政府から提案されていて、介護度の低い人については、家事援助を打ち切ることが提案されているとの報道が目に入った。 

友人の母親も介護ヘルパーをお願いして、家事援助をして頂いている。しかし、今度からは料理をつくってくれるのではなく、料理の作り方の指導という制度に変わると聞き、「つくることが出来ないからヘルパーをお願いしているのに、何の為の介護保険なの!」と憤っていた。

何のための介護保険なのか・・本来の役割を忘れて何か違う視点での論議が進んでいる。介護保険を支払う人の範囲は増やしながら 支払の制約を強めていく・・国会の動きにもっともっと注視していく必要が有りそうです。 

2005年3月15日(日)・・・『地震に本気で備えていますか?』・・ 

 「お彼岸の中日やゆうのに神も仏もないわ・・」玄海島の住民がつぶやいた。福岡の沖合いでマグニチュード7の地震が発生し、震度6弱の玄海島は全島避難を余儀なくされ、震度5の福岡・天神の繁華街にあるビルからはガラスの破片が歩道に降り注いだ。

この半年間に新潟県中越大震災が記憶に新しい中で、スマトラ沖、イランの地震が続発した。

我々の住む滋賀県の琵琶湖西岸には今津から膳所にかけて14本の活断層が走っていることが分かっている。そのどれかの活断層が動けば震度7の地震が起きる。坂本で動けば草津も震度7の地震が襲うのです。

活断層だけでなく、滋賀県を含む近畿圏を襲う東南海地震が今後30年間の間に発生する確立が50%をこえています。

「今後30年」と言うのは明日起こってもおかしくないという事なのです。東南海地震が起きれば、野洲、近江八幡、彦根、米原、日野、土山での震度が6弱になると予測されています。この4月には500m四方の範囲ごとの震度予測が発表される予定です。

いま行政による無料耐震診断が行われていることをご存知でしょうか。各自治体の予算の枠内で、1981年5月以前の木造在来工法住宅の耐震診断が実施されているのです。どこが弱いのか、現状の実態を知る意義は大きい。

自治体によって違いがあるのですが、耐震診断にもとづく耐震改修工事についても一定の条件で補助金制度が設けられています。地震は何の前ぶれもなく、突然に起こります。それだけに前もって危機を実感することがなかなか難しい災害なので対策はなかなか進んでいないのです。

日本は世界の中でも有数の地震国なのです。しかも地震の活動期に入ったと言われている今、予測しうる事態に対して、備えをしてし過ぎる事はありません。耐震診断と耐震改修補助の制度をもっと活用したいものです。

2005年1月9日(日)・・・『TIMEDOMAINのすごい音』・・ 

 。TIMEDOMEINというスピーカーをご存知でしょうか?自然の音をあまさず再現することを目的に、96年に設立された同名の会社で制作されているスピーカーです。このスピーカーは、今までの周波数帯ごとに分解した音の成分を合成して再現するという方法ではなく、音の形の変化を時間軸にそって、忠実に再現することを目的として制作されているという。

形も今までのスピーカーの概念を越えているのです。直径9センチで長さ1mの筒がまっすぐ立てられて、その頂部にスピーカーが嵌め込まれている形のものと、直径10センチぐらいの卵形のシェルに7センチぐらいのスピーカーが嵌め込まれているものの、2種類だけなのです。ベンチャー企業として取り上げられた新聞記事の中で音楽評論家の湯川玲子がそのあまりに生の音に近い音・・と、絶賛しているのです。

JAZZとオーディオ好きの私は、YAMAHAやDENONのスピーカーを積み重ね、20cmフルレンジのスピーカーを嵌め込んだバックロードホーンを自作してJBLまがいの音を楽しんだりしていたのですから興味津津です。

筒型のスピーカーは30万とかなり高価なので、1万8000円と手頃な卵形のスピーカーを「この小さなスピーカーでどれぐらいの音が再現されるものだろうか・・」と、半信半疑でとにかくインターネットで注文しました。

早速送ってきた卵型のTIMEDOMEIN MiniというスピーカーにCDウォークマンを(メーカーはなぜかCD音源にはデッキよりウォークマンがいいと勧めている)つないで、夜も遅かったので小さい音で鳴らしてみて、少々驚きました。JAZZギタリストの山口武ソロギターを鳴らしてみたのですが、スピーカーの存在を感じないのです。ライブ会場ですぐそこで山口さんが そっとギターを引いているような音が聞こえてくるのです。目で見ている小さなスピーカーのイメージと 聞こえてくる音のギャップに戸惑いました。

JAZZの好きな人。クラッシックの好きな人。必聴です!!TVにつないで映画を観るとテレビとは思えない音場です。色々聞いてみた感想を 後日報告することにします。

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・・人にやさしくきもちいい、街にとけこむたてものを・・

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