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《バックナンバー》 2002年5月〜8月9月


『つ ぶ や き』2002年10月号

 

mark105.gif - 875Bytes2002年10月25日(金) ・・・・『唐崎中学で特別授業』・・・・

 去年に続いて唐崎中学校2年生に 同友会大津支部の会員6名で地域の企業家としての思いを語ってきました。職場体験学習に関連した特別授業です。

テーマは『働くことと生きがい』でした。が・・なんか違うような気がしました。『働くことと生きがい』ではなくって『働くことが生きがい』であるはずだ・・と。

なにか「働く」って言うことは「つらい大変なこと」なんだけど「生きがい」の一部なんだよ・・て言いたいテーマなんでしょうけど、「働く」事は一番楽しいことなんですよね。

旅行や映画やスポーツや登山・・楽しいことはいっぱいあるんだけど 一番楽しくって一番やりがいがあって一番手ごわいのが 「働く」ことなんじゃないのかな・・  って、中学生たちに40分間 熱く語ってきました。

普通に暮らすことさえだんだんと難しくなってきています。今の日本を見ていると将来に対してどんな夢を持っていいのか分からない状況になってきています。将来の日本社会を担う 中学生たちが困難を克服するエネルギーを蓄えていくことを期待して 学校を後にしました。がんばれ 中学生!!!

 

 

mark105.gif - 875Bytes2002年10月14日(月) ・・・『同友会全国一斉登山』・・・

  蓬莱山頂から小女郎池へ向かって細い一本道を下っていく。高い空から秋の日差しがこぼれ、小道の両側には熊笹がきらきらと輝いてゆれています。

体育の日の10月14日、今年も同友会全国一斉登山がとりくまれました。1999年に大阪同友会会員の宮崎信敏さんが全国の同友会に呼びかけて始まった同友会一斉登山も今回で4回目となります。

今年は比良山系第2の高峰の蓬莱山頂で大阪、福井、滋賀の各同友会の山愛好家の会員が交流をすることになり、3同友会の会員36名がロッジ前で合流しました。

草原でバーベキューや、けんちん汁を作り、お弁当を広げての昼食交流を愉しみ、それぞれの県での同友会運動の取り組みを紹介し合い連帯感を深めることができました。

昨年から全国の同友会で金融アセスメント法制定を目指しての運動がとりくまれています。地域の活力を創りだす金融システムの実現をめざしての全国の同友会が連帯しての取り組みが着実にすすんできています。

アセス法制定請願署名は全国で80万を超え今100万署名を目指しています。同友会が提出した国へアセス法の制定を要望する意見書が400を超える地方議会で採択されています。滋賀でも県議会、栗東市議会、草津市議会をはじめ各市町村での意見書採択がすすんでいます。中小企業家が自主的にとりくむ社会運動が今大きなうねりを巻き起こしつつあるのです。

自主的に 自らを鍛え、お互いに相手を大切にしながら、連帯感を強めてとりくむならば、より高い峰に到達でき得るのは、中小企業運動も登山も同じことに違いありません。                 

 

 

mark105.gif - 875Bytes2002年10月13日(日)  ・・・・『JAZZコンサート』・・・・

 トランペットの音が煌き、トロンボーンが囁き、サックスが歌う・・ドラムがリズムを刻み、シンセが響き、山口武のギターが縦横無尽にメロディを奏でる・・

 100人会の今年最初のJAZZコンサートを開きました。今回は100人会おなじみの山口武と守山で活動するアマチュアのJAZZオーケストラのメンバーとの共演に挑戦・・してみました。

 なかなかの演奏技術を見せたアマチュアのフルバンドのメンバー・・・さすがという卓越したギターを聞かせたプロの山口さん・・・でもやはりその差はちょっと大きすぎたようです。

  「それらしいもの・・」と、「ほんもの」の違い・・似たようなものに聴こえますがじつは全く違うもの・・・でした。これはなにも音楽の世界だけのことではないんですね。建築の世界においても、同じだと感じました。

「家のようなもの」があふれています・・・そのなかでほんとうに人が安らぐことのできる「家」づくりをあくまで追求し続けていきたい・・・・

 「らしいもの」との違いをはっきりさせる時がきたようです。

 

  

mark105.gif - 875Bytes2002年10月8日(火)  ・・・・『中学生職場体験』・・・・

 夜の7時から、大津の中学校で職場体験の事前学習として、2年生担当の先生13人とPTA役員9人の方に 中小企業家同友会の職場体験にとりくむ考え方を報告しに行ってきました。

 ・・・・・同友会では「生きる」ということ、「かけがえのない個人を尊重」し、「あてにしあてにされる関係を築く」ことを大切に活動しています。  

今の子ども達を取り巻く環境は大変です。このごろは、隣の怖いおじさんおばさんがいなくなって、地域の教育力が失われた時代といわれています。めあてが見つからずさまよっている子ども達が激増しているなかで、生きる知恵を出し、工夫し、人間を大切にする教育が忘れられたような気がします。

同友会が中学生の職場体験に取りくむのは、地域の中における中小企業の教育力を発揮しようということだけでなく、働く意味をあらためて考えるという、社員教育の一環としてのとりくみです。子ども達がさまよっているのは教育界の責任とばかりはいえません。家庭の問題が大きいのです。

その家庭の大人たちの多くは中小企業の社員です。

その社員達と共に学び、共に育ち人間性を磨き続けなければ生き残れない中小企業は、人間性や社会常識を教育する「最後の砦」だ・・・・

などということを思わず熱が入って、30分の予定を50分も話してしまいました。あらためて同友会が地域の中で果たさなければならない役割の大きさに、思いを新たにしながら、帰ってきました。

 

  

mark105.gif - 875Bytes2002年10月3〜4日・・・・『広報交流会』

同友会の全国広報交流会が愛媛県松山市で開催され、久しぶりに正岡子規が生まれ、夏目漱石の「坊ちゃん」の舞台、司馬遼太郎の「坂の上の雲」に描かれた町にいってきました。

今年の広報交流会の目玉企画は愛媛がこの10年間取り組んできた報道懇談会の成果を全国のみんなで体験することでした。昼の1時半から3時までという報道関係者にとっては一番貴重な時間にもかかわらず 新聞社は日経をはじめ6社、放送局が2社と多くの社が参加していただきました。

その席で同友会の松山支部から松山市への政策要望書が市の産業振興課長に手渡されるという演出もあり、行政や地域とのかかわりをもつ同友会の対外広報の役割を理解していただくいい機会となりました。

初日の夜開催された懇親会では、さすが子規の地だけあり、俳句の選者のリードで、即興の句会が行なわれ、15分で参加者全員が俳句を創る・・・という趣向がありました。選者から 「草の花」と「星月夜」という秋の季語が提示され、それを織り込んだ俳句を・・・ということでしたが、結構考えても出てこない・・・もんですね。

入選作がいろいろ紹介されたあと 優秀作に福島の広報委員長の加藤さんの作品が選ばれました。松山城400年の歴史を感じさせ、正岡子規の姿を映し出す秀作だ・・・と評価された句は  

「子規も見た 天守の上の 星月夜」  でした。 うーーん 情景が目に浮かびますよね・・・ちなみに私が作った句は 「広報の 理念の深さや 星月夜」でした・・いくら広報委員長とはいえ 少しは広報から離れたら・・・なんてね

地方の文化に触れることのできる広報交流会・・・おおいに楽しんできました。

 

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