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****2008年12月号****

《バックナンバー》 2002年2003年2004年 2005年2006年2007年


『つ ぶ や き』2008年

2008年 12月 1日(月 ) : 『ルールある日本社会をめざして』


11月17日、県内大手のマンション・戸建分譲会社が198億を超える負債を抱え破産しました。今年初めまでは好調に業績を伸ばしていたのですが、建築基準法改正(改悪)で思うように建設が進まなくなったことの影響や、一気に噴出した金融情勢の悪化から、急激に景気後退が鮮明となる中、突然のような事業継続の断念となってしまいました。

 サブプライムローンの破綻を契機として始まった世界的な金融危機は、破綻が表面化して1年以上が経ったのですが、その危機の深刻さはさらに明瞭となってきました。個人消費の大幅な低迷を伴う、本格的な不況局面に突入してきたのです。

 極端な金融の証券化によって引き起こされてきた、起こるべくして起こった世界的な金融危機と同時不況。大量の資金を集中的、投機的に運用し、膨大な利益を上げてきたヘッジファンドの横行が世界経済に凶暴なダメージを与えてきた、行き着く先が現在の状況となっているのです。

 米国に世界の投機筋の多くの資金が流れ込んでいくように、日本政府が極端に低い金利に据え置いてきた銀行預金から、政府の方針に基づいて多くの国民の将来のための貴重な生活資金が投資信託市場に誘導されていったのです。その結果、多くの人々が将来の生活資金を大きく目減りさせる結果となっているのです。

 金融危機になると企業数の95%以上を占める中小企業は、まっ先に貸し渋りにあい必要な資金を銀行から借りられなくなり、急激に経営危機となってしまいます。日本経済の発展のためには、地域に根ざし、地域経済の担い手としてしっかりとした経営基盤を固めた元気な中小企業の活躍が無くてはならないのに。

 ヘッジファンドの横暴に国際的規制を行い、カジノ経済からの脱却を目指すのか。
将来の生活資金を守る適正な預金金利に戻すのか。
地域経済を担う中小企業を中心とした経済政策に転換するのか。
悪循環をとめる方向は明らかになっているはずです。

ルールある経済社会の実現へ。
大きな変革が日本の社会に今こそ求められています。
私たち一人ひとりがもっともっと大きな声をあげていく時が来たようです。


2008年 11月 1日(土 ) : 『対称性が破れてこそ?』


素粒子物理学の基礎確立に貢献した日本の物理学者3人が、ノーベル賞を受賞しました。

 日本の素粒子物理学の先駆者の一人、坂田昌一さんはエンゲルスの『自然の弁証法』を研究の指針にしていました。観測した現象の規則性だけ考えるのではなく、その背後にある物質を見つけて理論を組み立てていく姿勢です。

 今回の受賞対象となった小林・益川理論では64年に確認されていた「CP対称性の破れ」という現象は、当時3種類とされていたクォーク模型では説明がつかず、6種類以上あればCP対称性の破れを説明できる、と数学的に予言しました。

 もう一人の受賞者である南部理論は素粒子物理でも「自発的対称性の破れ」が起こると考え、それを基礎に質量の起源につながる考えが導入されたのです。

 宇宙が誕生したビッグバンの時点では対称性が成り立っていたと考えられています。その後宇宙が膨張し、温度が下がるにつれて「自発的対称性の破れ」を引き起こし、私たちが生きる物質世界の存在につながっていきました。宇宙誕生直後には、粒子と反粒子は同じだけありましたが、CP対称性が破れているために反粒子は消えてしまい、現在の宇宙には粒子だけが存在していると考えられています。

 何とも壮大なロマン溢れる研究です

 対称性が破れてこそ自然は豊かに進化してきました。社会や文化も単純から複雑に進化してきたのです。サブプライムローン問題以来、急速に混沌さを増してきた現代社会は新たな社会構造形成への大きなエネルギーを必要としています。

 対称性が破れて大きな質量を持つことになった素粒子のように、私たち一人ひとりがその役割を担っていきたいものです。


2008年 10月 1日(水 ) : 『人間とやまおやじ・・・』

森とひと、響き合う命。滋賀県北西部に広がる里山の森が映像詩として放映されました。くぬぎの老木、地元では「やまおやじ」と呼ばれています。ぶっとい株と大きなうろ。やまおやじと人間は深い関係で結ばれています。人びとは周囲の自然から恵みを得て暮らしているのです。

 シジュウカラが芋虫を運んでいます。うろの中でヒナがかえったのでしょうか・・多くの命をはぐくむやまおやじのうろ。なぜやまおやじにうろが出来たのでしょうか。かぎは人間です

 毎年秋、人間たちは檪を切り倒します。切り株の横から出てくる小さな芽。ひこばえと呼ばれています。くぬぎはひこばえの成長がとても早いのです。切り株さえ残っていれば檪は生きていくことができます。太い株を残して15年おきに伐採するのです。切られたあと、きのこが生えゆっくりと樹の中を腐らせていきます。こうして伐採を繰り返すうちに、命のゆりかごのような、うろが出来ていったのです

 高屋さん70歳は40年に渡ってこの山で椎茸をつくってきました。檪の丸太はやまおやじから切り出されます。椎茸は直射日光をきらいます。やまおやじの葉が日差しを優しくさえぎってくれるのです。伏せ込みで二年間椎茸の菌を熟成させます。椎茸は木の養分をたっぷりと吸って成長していきます。

 今年もまたそのときがやってきました。伐採です。椎茸を育てるには養分の詰まった新しい檪の丸太が必要なのです。その為には毎年木を切らなければならないのです。

 季節がめぐり春。椎茸がいっせいに芽を出しました。森をずっと守り続けてきた人間たち。森が恵みを返すときです。滋賀の森ではぐくまれている豊かな自然と人との命の輪。人間がやまおやじを裏切ってはいけないのです。

 これまでも、そしてこれからも。



2008年 9月 6日(土 ) : 『IN THE WIND ふれあいコンサート』


               

昨年の仙台・定禅寺JAZZフェスティバルに出演していた『IN THE WIND』のコンサートが しが健康医療生協の診療所で実現しました。
 昨年秋、NHKで放送された仙台JAZZフェスのなかで IN THE WINDのオリジナル曲、『赤とんぼ』が紹介されていました。その歌を聴きながら 思わず涙が流れてきました。
 ボーカルの菊池陽子さんは自分の癌と、肺の難病で亡くなった母の死をきっかけに、生きているうちに歌わなきゃ!と決意して、5年前にIN THE WINDを結成。義理の母が介護度5の認知症となり、たいへんな思いで介護をする中で生まれた歌が『赤とんぼ』なのでした。


             ♪♪♪ ・・・赤とんぼ・・・ ♪♪♪

♪あなたの頬が まだ甘く その髪も緑で 幼い子供達が その膝で笑い 
   愛と幸せを包んでいた 柔らかな腕も 二度ともう戻らない 黄昏に沈む記憶

 言葉がこぼれていく あなたの手をとって 髪の白い息子が もっと白い母と歩く
 コスモス揺れる畑の道 赤とんぼ 舞いました 
    
                         作詞作曲 菊池陽子

そのIN THE WINDが京都でのコンサートに訪れるのを機に、しが健康医療生協のこびらい診療所に来ていただけることになったのです。なんという幸運でしょう・・
 6日の当日、こびらい診療所生協ホールは70人を超える組合員で埋まり、熱気が溢れました。

 陽子さんのご主人の菊池美一さんはヤマハライトミュージックコンテストで南こうせつと競い合った実力の持ち主。その甘い歌声は地元女子大生に大人気だとか・・
50歳を機に復活し、いまやオヤジの星として活躍しているご主人と陽子さんの、心に響く美しいハーモニーがホールの隅々までを埋め尽くしました。

 つらいことを超えての歌声が参加したみんなに伝わり、しっかり励まされるコンサートになりました。菊池ご夫妻に 感謝・・感謝です。


2008年 8月 1日(木 ) : 『63年目の夏がきました・・・』


63年目の夏がまたやってきました。
日本で唯一の地上戦が行われた沖縄。長く沈黙を保ってきた「ひめゆり学徒」たちが重い口をひらき、長編ドキュメンタリー映画「ひめゆり」が完成しました。6月から8月まで全国で上映会が開かれています

 「生存者はほとんどが80歳を越えました。いつかは消えてなくなります。でも何年たってもこの映画はひめゆりの記憶を後世に確かに語り継ぐ大事な財産になるだろうと信じています」と、ひめゆり学徒の生存者、木村つるさんは語っていました。

 日本軍による沖縄住民集団自決強要の事実が昨年教科書から消されました。
沖縄県民の大きな怒りの声が湧き上がり、当然なことなのですが、記述が復活しました。
 薬害C型肝炎集団訴訟の原告団が今年の6月23日、旧潟~ドリ十字の田辺三菱製薬を訪れて和解合意書を提示しました。薬害エイズ事件も引き起こしている旧潟~ドリ十字は、満州で細菌戦の人体実験を行っていた関東軍防疫給水部731部隊のメンバーが設立し、役員にも731部隊関係者が多いことでも有名であった企業でした。

 アウシュビッツにも匹敵する戦争犯罪だった731部隊の罪状が、細菌戦のデータをアメリカに売り渡すことによって免罪されて、その引き換えに、731部隊関係者は戦後日本の医学会の中に深く入り込んで現在に至っているのです。

 日本の戦後はまだ終わっていないのです。


2008年 7月 1日(木 ) : 『メタボリック症候群ってなに・・?』


あなたは大丈夫でしょうか?メタボリック症候群!
腹囲が男性で85cm、女性で90cm以上が保健指導の対象となります。
6月から始まったこの新しい健診は、革命的な方法だといわれています。血管を守り、心筋梗塞・脳梗塞などの生活習慣病を起こさせないための健診だと説明されています。

 多くの人々のCTスキャナーでの検査DATAの分析結果から、身長や体重の違いに関わらず、前述の腹囲を超えると内臓脂肪が健康に悪影響を与える分泌物を出しはじめることが明らかになったのです。内臓脂肪でなく、健康に悪影響を与えない皮下脂肪の差が男女の基準腹囲の差となっています

 ただし健診の方法は革命的なのだが、実施方法に様々な問題点があることが明らかになってきました。健診内容をメタボリック症候群に限定し、検査項目が大きく減らされて、血液・腎臓・心臓の病気を検査することができなくなりました。心電図・眼底検査・貧血・腎機能が検査項目から外されたのです。今年からの大幅な健診制度の変更は、じつは健診費用を抑えることを大きな狙いとしているからなのです

 本来、年齢によって異なるはずの健診項目が、19歳〜39歳のプレ特定健診、40歳〜74歳の特定健診、75歳以上の後期高齢者健診ともすべて同じ内容で行われます。しかも65歳以上の人には、異常があったときの保健指導が積極的に行われないこととなっているのです。65歳以上は社会活動に用が無いとでもいうのでしょうか。まさに差別的健診制度と言わざるを得ないのです。

 徳島の上勝町では、葉っぱビジネスで活躍するおばあちゃん達が元気いっぱいに仕事をしています。80歳を越えても元気に山に登って葉っぱ摘みに勤しんでいます。「後期高齢者」を「好期高齢者」だと笑い飛ばしてじつに小気味いい。

 6月から始まったメタボ検診を、上勝町のおばあちゃんたちに聞いたらなんと言うのでしょうか。『何のための、誰のための健診なんや・・』って笑うかな?



2008年 5月 1日(木 ) : 『便利なことは 幸せなのか?』


「余分な便利さはいらない。余分な豪華さもいらない。余分なものの無いしあわせ・・」あるビールメーカーのCMコピーだが、これはそのまま住いづくりにもあてはまる

 高気密、高断熱の家を造り、24時間換気する。金魚鉢の空気ポンプのようにわずかずつだが、一日中換気扇を回し続けなければいけない。シックハウスを避ける為だと、国が法律で定めたのだ

 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター長の内藤氏の環境講座が2月から3回シリーズで開講された。地球の温暖化はもう後戻りできる地点を越えてしまったなかで、持続可能社会を目指して我々には何ができるのか。何をしなければならないのか。氏の問いかけは鋭い

 環境に配慮したという商品が次々に開発される。環境に優しいとうたうハイブリットカーが売上を伸ばしている。燃費は良くなり排気ガスも少なくなった。だが台数は増えて、排ガスの総量は増えているのだ。しかも5年先には大量の車載電池が廃棄される。本当に環境に優しいのかは疑わしい

 持続可能な社会像には先端技術型と自然共生型の二つの社会像が私たちの前に示されている。世界中から輸入され、一年中好きなものが食べることができるのと、地元農家で作られた、旬の食材を愉しむのとは、どちらが豊かなのだろう。経済は安定成長をし、20年で2倍になることと、GDPで見ると経済規模は縮小しているが、地域経済は活発化することとどちらが幸せなのだろう

人間にとって何が大切なのだろうか・・余分な便利さはいらない。



2008年 4月 1日(火 ) : 『さかなのうた と 派遣労働青年』


  いま急激に人気を集めている「さかなのうた」をご存知でしょうか。インターネット上の動画閲覧サイト「ニコニコ動画」に投稿された自主制作音楽アニメなんです。現役女子大生が初めて作ったというアニメの動画なんですが、ジブリ張りの美しい映像に作者自身が歌った透き通った歌声がながれ、投稿1週間で再生数が1万をこえました

 同じ動画サイトでも「YOU・TUBE」という動画閲覧サイトではちょっと意外な、固い番組が人気を集めています。国会での共産党志位委員長の質問風景なのですが、投稿1ヶ月で再生数が3万をこえ、その人気ぶりは跳びぬけています。その番組には 多くのコメントが寄せられ、そのほとんどは派遣労働で苦しんでいる青年労働者からの熱い共感のメッセージでした

 国会の予算委員会で志位委員長が質問で取り上げていたのは、本来あってはならない正社員の代替としての派遣労働者の低賃金・不安定雇用の実態なのでした。具体的な例として告発し、取り上げられていたのが、複写機のトナーカートリッジを生産している滋賀県の長浜キャノンでした。

 経団連の会長でもある御手洗氏が会長を務めるキャノンの100%子会社の長浜キャノンでは、すでに従業員の半分以上が派遣労働者に置き換えられていて、その会社では19人が働くラインで正社員は4人、派遣労働者が15人となっているといいます。

 そんな雇用状況で青年が未来に夢をもてるのか。そんな社会に未来はあるのか・・福田首相や政府の姿勢を追及する志位委員長の迫力に多くの青年が共感のコメントを寄せていました。

 ワーキングプアーのない社会へ。青年たちが生きがいを持って、夢を持って働くことができる環境は、派遣労働制からは生まれて来ないと思うのですが・・・・・。



2008年 3月 1日(土 ) : 『赤とんぼ・・by IN・THE・WIND』


  ♪あなたの頬がまだ甘くその髪も緑で♪幼い子どもたちがその膝で笑い・・・

 フォークグループ『IN・THE・ WIND』の美しいハーモニーとその歌詞に思わずひきつけられました。認知症の義母へ贈られた詩『赤とんぼ』です

  ♪愛と幸せを包んでいた柔らかな腕も♪二度ともう戻らない黄昏に沈む記憶・・

 NHKで放送された、70万人の大音楽祭、仙台JAZZフェスティバルのドキュメンタリー番組のなかで、さわやかなフォークグループ「IN・THE・WIND」の演奏風景が紹介され、この詩が聴衆に感動をよんでいました

  ♪言葉がこぼれていくあなたの手をとって・・

 ヴォーカル&ピアニカの陽子さんは、自分の癌と、肺の難病で亡くなった母の死をきっかけに、生きているうちに歌わなきゃ!と決意。あちこちの老人福祉施設に歌のプレゼントを続けているのだと、ナレーションがかぶさりました。

  ♪髪の白い息子がもっと白い母と歩く♪コスモス揺れる畑の道♪赤とんぼ舞いました・・

 16年前、何人かの市民が「仙台を音楽の町にしよう・・」と始めた取組みが、40を超えるステージに700組4000人が出演し、全国から70万人が集まる、仙台市民数百人のボランティアが支えるビッグイベントになったのです

  ♪神様は残された あなたの微笑みの中に・・

 それぞれの人生にとって音楽とは何なのか、それぞれの人生にとって地域とは何なのか。定年を迎えてから再び集まった大学の軽音楽クラブのグループがありました

  ♪コスモス揺れる畑の道♪赤とんぼ舞いました・・

 それぞれの生き様が響きあい、共鳴しあって絆が深まっていく。演奏する人、それを聴く人、それぞれの人生が共鳴する。地域づくりは人と人との絆づくりなのですね。地域の中で多くの人たちと響き合って生きていきたい・・



2008年1月21日(月 ) : 『大きな耳・小さな口、優しい目・・・・』


「大きな耳、小さな口、優しい目」をもって選手たちに接してきた元プロ野球打撃コーチが、生徒にも同じ態度で接していく。最初は受け入れなかったその生徒たちの変化が感動を与えます

生涯の最後の一年を高校教諭となった、七球団で指導した伝説のプロ野球打撃コーチ、高畠導宏氏の生きざまを描いたドラマがNHKで始まった。

打撃コーチ時代から多くのプロ野球のトップ選手たちに多くの示唆を与え続けてきた、高畠氏の残した数々の言葉は、一つひとつがとても重い。そしてその一つひとつの言葉から学ぶことは多い。

コーチするとは何も教えないこと。やさしく見守り続けることだ。「優しい目」をもって・・・。

自主性をどれだけ伸ばせるのか。それはその子の良さをどれだけ引き出せるかにかかっている。「大きな耳と、小さな口」で・・・・。

果報は寝て待て、でなく、果報はこねて待て。こねてこねて・・何かが生まれる。

人間生きるのは気力だ。気力がでるのは学ぶことによって生まれてくる。

知は力だ。明確な目標を持ち、羅針盤を持つことによって具体的な力が生まれてくる

羅針盤を持つ為には、何のために生きるのか、何のために学ぶのか、何のために仕事をするのか、ここを良く考えて自分の理念をきちんと形づくること。

時々の理念は変わってもいい。本質的に変わるのではなく表現が変わるだけだから。
自分に一番ピッタリとした表現でがんばれ・・・・

「大きな耳、小さな口、優しい目」をもって

 小さな耳・・大きな口・・険しいまなざし・・にならない様に!! 




2008年1月1日(火 ) : 『人と人とのつながりがつくる
                    大きな力・・幸せの見える社会に・・』

 
 昨日の大晦日 紅白歌合戦の中で 新潟中越地震の被災者、山古志村の最後の仮設住宅の住民が村に戻ったことが紹介されていました。山古志村の住民たちの元気な姿も映し出されていました。いったんはあきらめた村に戻ってこられたうれしさと喜びが輝いているように見えました。

今年の1月17日で13年目となる神戸震災、紅白の司会をしていた笑福亭鶴瓶とさだまさしが震災後被災者を励ましに訪れていた時の映像が流れていました。鶴瓶さん達と笑いあう被災者たちの逞しさに感激しました。

白川村で新年を迎える村人たちの輪の中に若者の姿が目立っていました。都会に出て行った若者たちが次々と戻ってきて村人の絆を受け継いでいるのです。都会では見つけられなかった「幸せの見える社会」を故郷のなかに見出したのでしょうか。若者たちの瞳が輝いていました。

プラネットアースを担当している緒方拳が「地球のすばらしさをたくさん実感することができました。この地球を人間たちが勝手に汚してはいけないんです」と、しみじみと語っていました。

被爆地長崎の教会のそばで昨年、市長が銃撃され死亡しました。被爆で破壊された教会を信者たちが復興し、二度と戦争のない社会を願いました。「しかい、信者たちの願いは戦後62年経っても叶えられていません・・・」ナレーションが虚しく語りました。

人と人との結びつきの力に確信を持って 幸せの見える社会づくりに一歩一歩取り組んでいきたいとおもいます。
    
             本年も よろしくお願いいたします

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