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****2003年2・3月号****

《バックナンバー》 2002年5月〜8月9月10月11月12月2003年1月


『つ ぶ や き』2003年2・3月号

 

mark105.gif - 875Bytes2003年3月22日(土) ・・・『こびらい診療所で夢マップづくり始まる!!』・

 栗東市小平井にある こびらい診療所は しが健康医療生活協同組合の診療所です。

医療生協ってご存知でしょうか。医療生協は「地域の人々が、健康・医療とくらしにかかわる問題を、組織をつくって医療機関を持ち、運営し、医療専門家との協同によって問題解決のために運動する、住民による自主組織」であると規定されてる、健康と医療のための生活協同組合なのです。

私も参加している医療生協では 病気を治す活動も当然していますが、大切なのは病気にならない健康づくり、健康でお年寄りや障害者にも住みやすい街づくりも 大切な活動なのです。今 医療生協の組合員は小平井・草津の平井地域を中心に 約2700名が参加しています。

私の住む平井北地域には500名を越える組合員が住んでいます。この地域のどこに組合員が住んでいるのか・・医療機関や、福祉施設はどこにあるのか・・危険な場所はどこなのか・・ひとつひとつ 夢マップの上にプロットしていきます。いままで何の気なしに住んでいた地域が いろいろな声を発しているかのようです。小さな声のひとつひとつに耳を傾けていくことで この地域で何が必要なのかがはっきりとしたかたちで膨らんでいく・・ まさに『夢マップ』です!!

夢マップづくりが ひとにやさしいすまいづくりと重なっていくようです・・・・

 

 

mark105.gif - 875Bytes2003年3月19日(水) ・・・『イラク攻撃直前、娘が帰国・・!!』・

 もう今にもイラクへ米英軍が攻撃を始めようとしています。そんなきな臭い空気も一緒に、ロサンゼルスから4年ぶりに娘が帰ってきました。今から思うと娘が留学で渡米した4年前の4月、アメリカは旧ユーゴスラビアのコソボ紛争における最大規模の爆撃を敢行したのです。2001年10月にはアフガニスタンへの爆撃開始・・・

行ったときから帰るときまで アメリカという国は きな臭さの消えない国です。帰国直前まで 娘が行っていたサンタモニカカレッジの廻りでは、大学人を中心に連日イラク戦争反対の集会が、道路を埋め尽くして開かれていて、ブッシュ大統領に対する批難の声があふれていた。でもそんな声がちっともマスコミには報道されない・・・アメリカ国民のほとんどがブッシュ政権を支持しているという報道は信じられない・・

帰ってくるなり娘が憤って話してくれたことです。知識人・文化人の反対を押し切ってのひたすら戦争への道を突き進むアメリカ・・ 留学するときは希望にあふれる夢の国・・帰国するときは硝煙臭の漂う無法の国・・  娘のアメリカを見る目が大きく変化しました。

 

 

mark105.gif - 875Bytes2003年3月16日(日) ・・・『最後の反戦デモになるのか・・!!』・

 昨日の15日、先月に続いて世界を反戦のウェーブがうなりをあげて取り巻いた。100万人が声をあげたスペインのマドリッドをはじめ、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、韓国、メキシコなど、世界各地で大規模な反戦デモが繰り広げられた。

国連で日本の大使はアメリカの提案の全面支持を表明し、小泉首相も「日本は前からアメリカを支持している」と、明言するにいたってしまった。いままでから日本としてどういう態度をとるのか・・のらりくらりと言を左右にしながらアメリカ追従の姿勢を覆い隠してきた結果がこのありさまなのです。日本国民であることが恥ずかしく思えてしまいました。

全ての人間は「生きる」ということに同じ権利を有していることを忘れてはいけない。人が人として生きていくために守らなければならない最低限のルールであるはずです。

あたり前の一人の人間として 声をあげていかなければならないのです。  今・・・・・

 

 

mark105.gif - 875Bytes2003年3月9日(日) ・・・『豊郷町長 リコール成立!』・

 とうとう 豊郷町長のリコールが実現した!!日本中に知られることになった豊郷小学校の校舎は1937年にヴォーリズの設計で新築されて以来、生徒たちにも町民にも長く愛されつづけてきたものです。だから、大野町長の解体・新築の提案自体が非常識なものでした。

さらに驚くのは裁判所が解体工事差止めの仮処分を決定したにもかかわらず、その翌日 町長は業者に命じて解体破壊作業を強行しました。住民が体を張って阻止し、全国の目が注目しなかったら校舎は消え去ってしまうところでした。

裁判所の命令を、平然と破って悪びれた様子を微塵も見せない町長・・日本にはまだ民主主義が根付いてはいないのか。私たち一人一人が 住民とともに真剣に立ち向かわなければならない課題なのだと思います。

 

 

mark105.gif - 875Bytes2003年2月24日(月) ・・・『LANを組むぞ・・!!』・

 この10数年で設計事務所の様相が一変しました。設計事務所の必需品であった製図版を機械に取り付けたドラフターが消えてしまいました。あるのはパソコン、スキャナー、プリンター、FAX、MOドライブ、CD−RWドライブ、などなど・・・機械だらけになってしまいました。

頭の中にあるイメージ、アイデアがどんどんパソコンの中のDATAに変化していきます。不思議なのもですね・・この15年ぐらいの設計DATAを整理してみました。圧縮して記録すると、なんとCD−RW1枚に収まってしまいました。そのCDを手にもって眺めていると 不思議な気持ちになりました。

事務所のパソコンのOSは WINDOWSのNTと2000とXPなのでLANでつなぐことにしました。XEROXもネットで結び、インクジェットとレーザーショットプリンターと、MOドライブは共有できるように設定しました。便利になりましたよ。とっても・・・

そのうちに粘土か何かで模型を作りながら、イメージをブツブツとつぶやけば その意図を読み取って図面を製作していくようなシステムができればいいな・・だって建築家の仕事は新しい発想を創り出すことなのだから・・

 

 

mark105.gif - 875Bytes2003年2月15日(土) ・・・『マイワシが消えた日・・』・

 ご存知でしたでしょうか・・10年程前までは大量に捕れていたマイワシの漁獲高が激減していることを・・そう言えば母が好物なので時々千葉のメーカーからマイワシの缶詰を送っていただいていたのですが、先日生産中断の連絡がありました。 どうもこれは日本だけの現象ではないようです。カリフォルニア沖や南米・ペルー沖など 太平洋全域の共通する現象のようです。

モンテレ−水族館の研究者によると、マイワシの漁獲高の推移は、気象、海況の変動周期と一致していると言います。マイワシが豊漁のときは太平洋の水温が高く、またマイワシが捕れないときはペルー沖などでカタクチイワシが捕れるようになることもわかりました。この周期がだいたい25年周期だ繰り返されていると言います。

捕れなくなる時期は前回は約10年間でした。ということは次に捕れだすのは2010年ごろ・・・母親にはあと7年 頑張ってもらわなければ・・・

 

  

mark105.gif - 875Bytes2003年2月8日(土) ・・・『学校の週5日制』・・ 

 学校の完全週5日制が実施されて1年。様々な問題点が浮き上がってきています。地域で青少年育成会議というかたっくるしい名前の地域活動をしているのですが、そこで 5日制の問題で、小中学生や、その親たち、学校の先生、地域の大人たちや地域で活動している様々な団体の方たちにアンケートをとってみました。

「子どもは休日、親は仕事」 「生活のリズムが崩れ、楽しい学校行事もなくなった」 「パンやお菓子作りなど楽しみが増えた」 「授業がハイペースで大変。中3には厳しい週5日制」など生活実態と何かズレている新しい制度のひずみが垣間見えてきます。

新聞に掲載されていた教師へのアンケートの中からは、「スケジュールが過密で教師を続ける自信がなくなってきた」と半数近くが答えているという。学ぶことへの楽しみや意欲をいちばん大切にしなければいけない子どもたちから、ゆとりを奪っていっているとしたら・・・・ますます同友会で取り組んでいる共育活動が重要性をましてきそうです。

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HFD E-Mail : hfd@skyblue.ocn.ne.jp まで

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