****2003年4月号****
《バックナンバー》 2002年5月〜8月・9月・10月・11月・12月/2003年1月・2〜3月・
『つ ぶ や き』2003年4月号 |
2003年4月29日(火) ・・・『諫早湾の検討会は官僚ばかり・・!!』・ 諫早湾の長期開門調査の是非を検討する会議の委員を農水省が発表しました。先月解散した第3者委員会は大学の学者や漁業者の代表を含め16人の委員で構成されていたのだが、今度の検討会委員は総勢7名 その全員が元官僚で しかもその内5人が農水省のOBで構成されているます。 なんとも人を馬鹿にした人選です。深刻な不漁の原因を調査するために第3者委員会は短期・中期・長期の3段階にわたる開門調査の必要性を提言していた。しぶしぶ短期調査でお茶を濁した農水省は、次の調査の必要性を検討会で議論するという・・ 最初から結論の見えきっている委員たちに委ねて・・ 諫早の干拓事業をすすめてきた農水省の面子を守るためだけとしか思えないこの対応・・自然を守ろう・・環境問題に本気で取り組もう・・なんて 農水省は全く考えてはいないのでしょう。 近畿の水がめ 琵琶湖をかかえる滋賀県の住民として・・諫早のようなことを滋賀で行わせてはならないのです。琵琶湖の汚染のおおきな原因として 洗剤と農薬があります。毎年田植え時期が近くなると大量の農薬が投入され、コンクリート張りの水路を通じてストレートに琵琶湖に流入する量は莫大な量となっています。 以前 合成洗剤追放の議決後すぐに洗剤メーカーの圧力に屈し 腰砕けとなった滋賀県議会・・ 本当に琵琶湖を守るための手を打ってもらいたいものです。命の水が飲めなくなる前に・・ |
2003年4月28日(月) ・・・『豊郷町長戦の意味するものは・・!!』・ なんとリコールされた大野町長が再選されてしまいました。全国版で放送されたこのニュースで、また滋賀県人であることが恥ずかしくなりました。 しかし反対派の総得票は大野氏の得票を上回りました。その意味では町民の意思は明白です。その思いをどうヴォ―リズの校舎を守る運動に結び付けていくのか・・今後の取組みが重要な課題となってきました。 しかし反対派を分裂させ、反対派の複数立候補を引き起こした元町長は ごり押しで校舎解体に突っ走る大野町長を実質的に支援していることをどのように考えているのだろうか・・分裂と敗北を招いた責任をどう考えているのだろうか・・ 中小企業家同友会では自主・民主・連帯の精神をその理念の一つとしています。やはり社会的な影響をもつ運動に、連帯の精神無くしては 前進は難しいということか・・いい教訓となりました
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2003年4月26日(土) ・・・『”摘む”のでなく”育て”よう・・・!』・ 自宅のある草津の青少年育成笠縫東学区民会議という長い名まえの団体の総会が今日行われました。私は、そこで広報を担当して5年になります。地域の団体の役を担当すると、だんだん地域が見えてきます。これは役得でしょうね・・ 青少年育成会議というのですが その活動をしているうちに 問題は青少年にあるのではなく、地域の大人にあるように感じてきました。たまたま友人の尼さんから送られてきた法話集の中に、青山住職の話が載っていました。 名古屋の青少年育成会議の総会で記念講演を行ったとき、垂れ幕に書かれていたスローガンに注文をつけた・・そこには『愛の手で、早めに摘もう、非行の芽』とかかれていました。青山師は指をさして言いました。「これでは非行はなくならない」っと・・ 『愛の手で、豊かに伸ばそう、伸び行く芽』でなければ・・摘まれ、押さえられたエネルギーは必ず違うところから噴きだして来る。あふれるエネルギーを 少しでもいいところを伸ばすために使わなければダメ・・ 人間が成長するためには何が大切なのか・・その視点を学ぶことができました |
2003年4月22日(火) ・・・『建築ジャーナルのアンケート・・!!』・ 建築のオピニオン誌の「建築ジャーナル」誌が、豊郷小学校の問題についてのアンケートを集めている。豊郷小学校保存の問題とあわせて、今回の問題に深く係わっている 建築家の姿勢についてのコメントも求めていました。 地域社会に大きな影響を長期間にわたって与えつづける建築物を、新たに創り出すという役割を担う建築家には、当然大きな社会的責任がかかってくるはずです。まして、公共の建築物であればなおさら 地域社会共有の財産だという認識を深めるべきでしょう。町長個人の所有物ではないのですから。 今回、豊郷小学校のヴォ−リスの校舎を解体するという根拠となった耐震性の不足について、大阪芸術大学 建築学科教授から、不適切との指摘があったあと、町長サイドの建築家は、「既存の建物の構造寸法が分からなかった」と、コメントしたとの報道があった。また、ヴォ−リスの校舎の保存を願う住民と、改築推進の町長側との争いが激化し、地方裁判所での解体工事中止の仮処分が決定した後も、改築工事の計画案を提示をおこなったと言います。 おなじ建築に携わるものとして、悲しい思いがします。町側から依頼された業務である前に、町民みんなの財産に係わるものとして、地域住民の納得と合意を得る方向に向け、建築家が如何に努力するべきなのか・・・・ 建築家の社会的使命を改めて考えさせられるアンケートでした。
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2003年4月20日(日) ・・・『前線で戦ったのは誰・・』・ イラクへの戦争が終わりました。ブッシュ大統領が正義のためと声高に叫んだ戦争の実態がだんだんと明るみにでてきました。アメリカからイラクに送られた30万の兵士の多くは、黒人やヒスパニックなどの貧しい層の出身者であり、生活保障や奨学金を得るために軍に入ったものたちだという。 政治家や裕福な層から軍に志願するものはいない。子供が戦場に行っている上下院議員は一人だけです。社会的に弱い立場の人を無法な戦争の前線にかりたてた戦争で、主権をもった発展途上の国を攻撃し、傷つくのは多くの弱い立場の一般市民なのです。 直接戦っている、何の利害関係も無い人たちの背後で、利権を求める政治家や裕福な層がひとの命を虫けらのように扱っている・・・ 21世紀にもなって なお行われる人間の愚行!! 中小企業家同友会でいう人間尊重の経営・・・命を大切にすることは 人間にとって当たり前のことのはずです。当たり前のことがあたり前とされる日本を、世界を、つくっていきたい。
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2003年4月13日(日) ・・・『選挙デビュー』・・
滋賀県会議員選挙の日です。娘が二人いるのですが 下の娘は20歳になったばかりで 初めての選挙・・「なんかやっと社会の一員って感じ・・」といいながら投票に行きました。上の娘は23歳なのですが、19歳に留学して、今年の3月に帰ってきたばかり・・「初めての選挙はどきどきするわ・・」と、生まれて初めての選挙にいって、「ここに書けば良いの・・?」と隣りで加入していた母親のブースをのぞき込んでいました・・・・ 二人そろっての「選挙デビュー」の日となりました。夜のニュースを見ていて選挙の結果に娘ともども大きなショックでした。何がショックと言っても滋賀県は戦後最低の投票率だったと言うことでした・・天気は良かった・・身近な滋賀県の県会議員を決める選挙だというのに・・ 娘たちの率直な感想・・「なんでみんな選挙に行かんの・・?」 ・・ほんまに「主権者としての意識」なんて どこ吹く風になってきたのか・・? 今の政治はあまりにひどいがあきらめては何も変わらないのにね・・!! |
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