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****2003年6月号****

《バックナンバー》 2002年5月〜8月9月10月11月12月2003年1月2〜3月4月5月


『つ ぶ や き』2003年6月号

 

mark105.gif - 875Bytes2003年6月26日(木) ・・・『頭痛 肩こり 樋口一葉』・・・

  私が入れていただいている「100人会」主催で 小松座の「頭痛肩こり樋口一葉」の小屋が掛けられました。琵琶湖ホール中ホールで開演されたこの演劇は 井上ひさし作品の中でも最も人気の高いものの一つです。24歳の若さで夭逝した樋口一葉の最後の「奇跡の14ヶ月」を描きながら、あの世の幽霊「花蛍」との交流を描く舞台なのです。

たくましく生きる明治の女性の舞台もすばらしかったのですが、劇がはねた後、100人会のスタッフとして舞台の大道具の搬出を手伝わせていただくことが出来たことが、さらに演劇の感動を深めてくれました。私の二人の娘も一緒に手伝っていたのですが、小松座の女性スタッフが足袋に草履を履いて、次々と的確な指示を出しつづけ、見る見るうちに舞台を片付いけていく姿に、「あのお姉さん、すごい・・!!」と感動していました。

超忙しく飛び回りながら、笑顔を絶やさず、しかも次々に的確に指示を与え、20人を超えるスタッフ達を一人も無駄なく動かしているもです。ん・・・ほんとに演劇が好きなんでしょうね・・

自分のやりたいことに、まっしぐらに取り組んでいる少し年上のお姉さんにまぶしい輝きを感じたことが、娘達には一番の収穫だったようです。

 

 

mark105.gif - 875Bytes2003年6月21日(土) ・・・『信楽川の蛍をたのしむ・・』・・・

  信楽川上流のほとりに草木染めや織りの作品を展示するギャラリーと 作品を楽しみながら薫り高いお茶を飲んでいただくスペースを創る仕事にかかわらせていただいています。なんとも楽しいすてきな仕事です。

その建設予定の場所で信楽川の蛍を愛でる、蛍祭りに夫婦で参加させていただきました。夕方から川辺での食事を楽しみながら夜が更けるのを待っていました。漆黒の闇になる頃からちらほら瞬いていた光の粒がどんどんその数を増していきます。真っ暗な川面から光の塊が湧き上がってくるようです。見ている私たちの周りにもたくさんの蛍が漂い始めました。一匹を捕まえてみると思ったより大きく、7分(21o)ぐらいはある蛍です。

近くに咲いていた蛍ぶくろを摘んで、花の中に入れると、花が闇夜に浮かび上がりました・・なんとも美しい「あかり」です。そのままそーーと家までもって帰り、母親と娘にも楽しんでもらい、庭の金柑の葉の上にそっと載せておきました。

庭がしばらく信楽川の川辺となりました。

 

 

mark105.gif - 875Bytes2003年6月8日(日) ・・・『おとこの茶会・・』・

  猪名川上流のみどり豊かな場所にお住まいの 裏千家のおなじ社中の先輩から『おとこの茶会』への御招待を受けました。無言で迎える亭主に無言であいさつを返す客・・ 飛び石をを伝う足音だけが聞こえる中、席入りをしました。

床には勢いの感じるクワイの葉が生けられ爽やかな空気が流れます。初炭の後は懐石です。懐石膳が亭主から客一人一人に手渡されます。鼎器のような酒器からギヤマンの盃に猪名川の地酒が注がれ、炭のはぜる音が響く・・。

懐石が終わり仲立ちのあと、陽光を遮り、薄暗くした茶室の中で濃茶が始まります。抹茶の薫りが漂いまったりとした空気が流れます。つづき薄をいただいてお茶事が終わるまで 3時間ぐらいが経ったでしょうか・・  

同じ時の流れとは思えない ゆったりとした時のうつろいを楽しむことが出来ました。

 

 

mark105.gif - 875Bytes2003年6月6日(金) ・・・『強引に採決された有事法案・・』・

  とんでもない法案が参議院本会議で採決されました。与党に加えて民主党自由党まで含めての賛成での可決だ。 有事法案は日本への攻撃に備えるといいながら自衛隊の海外での武力行使に道を開き、イラクで行われたような 国連を無視したアメリカ軍の無法な先制攻撃の戦争に参戦しするという、極めて日本と世界の平和と安全を危機に陥れるねらいをもつ法律です。

その危険性に敏感に反応しているのは 日本国内よりも中国や韓国、東南アジア諸国なのです。韓国の大統領は日本の有事法案に強い警戒の念を表面しています。

中国では「有事法制は武力攻撃を受ける場合だけでなく、その『恐れ』があれば日本が先制攻撃を行うことになる。これは国連憲章に違反し、危機の悪循環を招く」と、批判しています。

日本に侵略された国々が 日本の危険な空気を敏感に感じ取っているのです。世界に誇るべき平和憲法を持つ日本の国民として、平和に鈍感になっていてはならないと強く思います。

 

  

mark105.gif - 875Bytes2003年6月5日(木) ・・・『創氏改名は朝鮮人の のぞみで・・??』・・ 

  自民党の麻生政調会長が「創氏改名は朝鮮人が苗字があった方が便利だから欲しいといったから・・」などと、とんでもない見解を東大の講演で述べたことが報道された。韓国から大統領が訪日するという直前に あまりに無神経な発言だ。韓国を侵略して植民地にしていた時に 朝鮮人を抑圧統制するために強制的に行われた『創氏改名』政策・・・  

民族としての尊厳を踏みにじり 日本式の「氏」を創り 日本式の名に無理やり改めさせられたのは たった64年前のことなのです。当時の屈辱をいまなお胸の奥に秘めている人々がまだ朝鮮半島には多くいるはずです。あまりの無神経さに 麻生氏は日本の侵略戦争と植民地政策の非人間性をどう考えているのでしょう・・

その韓国の大学生から麻生太郎氏に招待状が届いたそうです。『貴方の占領政策に対するご意見をご披露いただきたい・・』と      麻生氏には韓国の国民の前できちんと話す責任をおっていると思うのは私だけなのでしょうか・・

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