****2017年 10月号****
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≪ 町内会の広報誌 発行 ≫ 09 2017年 10月 31日(火) : 『ひらい東町だより』11月号 . ・・今年度の第2号ができました・・ |
体育の日に近隣7町合同の運動会に出場しました。 我が平井東町から100名を超える選手が出場!! 快晴で暑かった!! |
町内会対抗の 史上最大のリレーは 小学校・中学校・おとなの 各男女がつなぐリレーです 連合運動会の最後の種目になり 得点種目になるので 応援にも一段と熱が入ります |
史上最大のリレーの 我が町のスタートの重責をになった 小学校女子の選手です! 抜群のスタートを切りました。 アンカーまで先頭を争い 最後は写真判定(?)で 二着になりましたよ!!! |
11月26日には 町内会の第2回の防災訓練を実施します 今回は電気ショックで 心臓の痙攣を止めるAEDの 使用訓練と救急救命訓練です いざと言う時に 使っておかないと使えないのが AEDです ひとりでも多くの人に 体験してもらわなければ・・ |
今回の防災訓練では 非常時用のかまどで 実際に豚汁を作ってみます。 かまど用の鍋は22リットル ひとり180ccとして120人分です 町内の一次避難場所に 指定されている屋外の公園で作ります かまど・なべ・薪を2セット 備蓄しています 炊き出しのリハーサルですね |
8月19日に開催した 町内会の納涼祭では かき氷が子ども達には 大人気でした |
手際よくかき氷を作っているのは ベテランのかき氷女子です 200杯ぐらいのかき氷を 造っていただきました |
私も担当した焼きソバも 200人分造りました 1回当たりに10人分づつ 20回焼くので 6人がかりで交代しながら ひたすら焼きました 会館の2階では ポップコーンや綿菓子もありました |
9月2日に開催された 学区まちづくり協議会子ども大会に 町内の子ども会が参加しました。 子ども達が協力して にんじんやジャガイモをむき 薪の火を起こして 自分たちでカレーライスを 造ります 結構美味しいカレーが出来ました |
ご飯も飯ごうで 薪で炊きます これはお父さんたちが 担当しました。 夜には火文字と 打上げ花火で フィナーレです |
7月23日には 第1回の防災訓練として 学区の避難所の小学校まで 避難訓練を行ない 約100名の住民が参加しました 集合は一次避難場所の 公園です |
一次避難場所の公園に 災害本部を設置して 各班からの避難人数を 受付しています 災害時に近隣の避難者を 掌握するのは 班長の役割です 近隣世帯の状況を 把握しておく必要があります |
避難場所の小学校で 市の危機管理課の職員から 地震時の避難対応についての 講習を行ないました 日頃からの避難準備が 極めて大切になります |
避難時には仮設のWCが 活躍します 仮設トイレとテントセットの 組み立て訓練も 行ないました。 私も町内自主防災隊の 副隊長として 今回の訓練を生かし 更に町内での連携強化を図り 防災対策に取り組んでいきたいと 思います |
≪ お茶のお稽古 ≫ 08 2017年 10月 7日(土) : 中置茶通箱点前 . ・・利休好み薬籠蓋・・ |
10月に入り風炉は中置 水差しは落雁模様の細水差し お稽古は茶通箱 蓋は利休好みの薬籠蓋 陰陽の違いで 箱に指を掛ける順番が変る 意識せずとも 手が動くようにせねば・・ |
床の茶花は 真ん中から茎が伸びていく 変った意匠の段菊 |
秋の七草の 藤袴 |
紫式部ではなく これは白式部 |
可憐な花は 水引 |
花が開いた 壺珊瑚 釜の松風の鳴るお茶室に 秋を届ける 一つ一つの花を愛で お茶を一服 |
≪ お茶のお稽古 ≫ 07 2017年 9月 16日(土) : 『大海茶入仕覆 名物裂』 . ・・鎌倉間道・・ |
床の宗全籠に生けられた 茶花の数々 「大蓼(おおたで)」 |
「宗旦木槿(むくげ)」 三代の千宗旦が好んだという 木槿 花芯の近くだけ紅色なので 「底紅」とも言う |
「キンミズヒキ」も 彩を添え |
床の軸は 「菊と小鳥」の四季花鳥図 秋の掛け軸には 「花」は 芙蓉・菊・リンドウ・カエデ 桔梗・萩・ススキなど 「鳥」は キジ・サンジャク・ノゴマなど 左は軸の小鳥の「サンジャク」 |
この鳥は「ノゴマ」 |
大海茶入れの仕覆は 名物裂の 「鎌倉間道」 源頼朝の着衣とも 鎌倉建長寺の打敷き(高座の敷物) とも伝えられるが 定かでない。 鶴岡間道の裂地と共に 鎌倉時代の舶載と 思われる |
『鎌倉間道』 → ← 『鶴岡間道』 |
≪ 宇宙科学 ≫ 06 2017年 9月 15日(金) : 『土星探査機カッシーニ』 . ・・宇宙探査機の光と影・・ |
土星探査機カッシーニは 1997年10月 ケープカナベラル空軍基地から 打ち上げられ 7年後の2004年 土星に到着 それから 2017年9月15日まで 13年にわたり地球に観測DATAを 送り続けた。 |
カッシーニは 全長6.7m 重さ5.7トン 土星の衛星タイタンの探査機のホイヘンス 直径2mを搭載していた 80億キロの旅路の中で 45万枚以上の画像を撮影し 600ギガを超えるDATAを 送信してきた。 このDATAの分析には 何十年もかかると言う。 |
カッシーニは 金星〜地球〜木星の間で スイングバイを繰り返し加速 7年後の2004年土星の軌道に 到達し観測を開始した。 |
王冠のように広がる南極のオーロラ 北極にある巨大な六角形の台風 土星を取り巻く輪の様子などを 詳しく観測したカッシーニは 新しく発見した衛星を含め、53の衛星の 驚くべき画像も送ってきた。 |
土星の輪の理解も進んだ。 輪の粒子は一様に分布すると 考えられていたが 粒子の存在にばらつきがあり 質量が大きい可能性が出てきた。 土星から最も離れた 「Eリング」は 衛星エンケラドスから噴き出した 氷の微粒子によって出来たことも わかった |
土星の「表面」は、実際には 混合ガスの巨大なボールの 外層にすぎない。 土星表面の常に変化を続ける 美しい渦巻きは 巨大で激しい惑星の 見える流体力学として 興味深い研究を可能にした。 |
土星の輪のすぐ下に見える とっても小さな白い点は 14億キロ離れた土星から カッシーニが送ってきた 地球の写真だ 土星の直径は地球の約10倍 質量は地球の約95倍 カッシーニから送信した電波が 地球に届くのに 約80分 電波が届くことが 信じられないような距離です。 |
こちらはもう少し大きく見えるだろうか カッシーニが2013年7月に 撮影した地球と月の画像です カッシーニの 転送速度は365kbpsと 現在のブロードバンドよりも はるかに遅いのですが 20年前は56kbpsモデムが 主流であったことを考えれば すごい速さなのです |
2005年1月 カッシーニから分離されたホイヘンスが 土星に53ある衛星の中で 一番大きい「タイタン」の着陸に成功した メタンの雲や巨大な湖、河川のような地形を 撮影し、大気循環を裏付けた。 表面には海と川が点在し、驚くほど 地球に似通っている。 ただし、恐ろしく毒性があり、 凍てつくほど寒い。 ホイヘンスは地球から最も遠い場所での 宇宙船の着陸記録を保持している。 |
カッシーニの大きな成果の一つは 衛星エンケラドスに 生命が存在する可能性がある 「海」の発見だ。 厚さ数キロに及ぶ氷の下から 吹き出す間欠泉の成分を分析。 生成に熱水が必要なナノシリカが含まれ 内部の海に、熱水鉱床などにいる 菌類の存在が期待されることになった。 |
打上げから20年の今年4月 燃料切れが迫ったカッシーニは 搭載されているプルトニウム電池が 生命存在の可能性がある衛星に 影響しないように 土星に突入させ 大気との摩擦で 燃焼殺菌し 最後の役割を終えることとなった |
これはカッシーニが土星に突入する中で 土星の陰に沈んでいく 衛星エンケラドスの姿だ。 数々の成果をあげて 最後のミッションを終えたカッシーニに 感動を覚えたのですが、 合わせて宇宙探査機には プルトニウムを使った 原子力電池が搭載され 放射能汚染のリスクが 付きまとっていることに 心が痛くなった。 |
原子力電池を搭載した宇宙船の事故が 何件か知られている。 この写真は月へ向かう途中に 事故を起こし、月着陸船に避難し 地球に無事帰還したアポロ13号だ。 この月着陸船に積まれていた 原子力電池は 軌道を調整されて トンガ海溝の 水深6キロから9キロの地点に墜落した。 このことはあまり知らされていない。 核ゴミの処理法方がなく、この地球を 汚染し続けている原子力発電を 再稼動しようとすることも論外だが、 宇宙空間を人類が勝手に放射能で汚染してもいいのだろうか。 宇宙探査の成果は認めますが 放射能汚染を伴うミッションには疑問を抱かせた 土星探査機カッシーニでした。 |
≪ お茶のお稽古 ≫ 05 2017年 8月 26日(土) : 『明歴々露堂々』 . ・・蝉籠〜背負籠・・ |
葉月のお稽古 床の軸は 『明歴々 露堂々』 すべての存在が明らかに すべての物事が はっきり現れでているさま。 そのままの姿のすべてが 真理の現れであり 仏の表れである、の意 |
盆明けの茶花 掛け花籠は背負籠 茶花は あざみ |
ヒメヒマワリ |
山保呂之 (ヤマホロシ) |
秋海棠 (シュウカイドウ) |
盆前の茶花 掛け花籠は 蝉籠 茶花は トラノオ |
ホトトギス |
白いツボサンゴ |
矢筈ススキ お茶のお稽古は 曲げの水差し・黒楽茶碗 元節の茶杓・文琳茶入れで 久しぶりに 唐物のお稽古を させていただいた。 |
≪ 猛暑の夏に貴船へ ≫ 04 2017年 8月 13日(日) : 棟梁の技が詰まった貴船の旅館 . ・・貴船〜鞍馬へ・・ |
夏真っ盛りに訪れた 川床(かわどこ)発祥の地 貴船 貴船川の渓流に 桟敷を架けて川床をつくる せせらぎからの 距離感がいい 瀬の音も清流の冷気も またとない御馳走となる |
川床を窓下に見下ろす 二間続きの旅館の和室 襖の引き手は 古寂びた木瓜(もっこう)型 引き手からも 京の奥座敷の風情が |
渓流に面した出窓には 床面に冷気を呼び込む地窓が しつらえてある 樹々を愛で 冷気がほほを撫で 森の薫りと せせらぎの音に包まれて 贅沢なときを過ごす |
窓いっぱいに広がる 青紅葉 錦秋の頃は 華麗な景色に 圧倒されるのだろう |
景色の邪魔にならぬよう 低く抑えられた 桧の手摺 手摺の天端は 丁寧に 兜巾面(ときんめん) |
案内された川床は 小さな瀬のすぐ傍で 瀬の薫りを満喫 |
街道に面した窓には 御簾がかけられ 手摺は 北山杉磨小丸太で 掌にやさしい 廊下の照明は 天井壁際の間接照明と ブラケット |
廊下から眺める真下に 貴船神社の鳥居 |
階段の簓桁と 塗り壁の見切りに 竹の半割り |
玄関の式台に置かれた 円座 |
旅籠の玄関軒先に 唐金で造られた ポーチライトがおもしろい 玄関脇には 辻行灯と 屋号の入った提灯が下がる |
玄関前のあじさいが 丁度見頃に |
早朝 目の前の貴船神社に お参り |
まだ誰もいない貴船神社の ひやっとした冷気が 気持ちいい 本宮への石段に 靴音が響く |
貴船神社の本宮から 三町ほど歩くと 中宮(結社ゆいのやしろ)があり さらに四町ほど歩いた所に 奥宮があった 昔はここが本宮だった |
お参りから帰ってくると 旅館の前の石畳に 水が打たれていた お客を迎える準備としての 打ち水は 茶道の茶会も同じ 気持ちよく暖簾をくぐる |
帰りに近くの 鞍馬寺に行くことになる 鞍馬寺の山門脇にある 木造4階建ての 『歓喜院』 心を磨く 修養道場となっている 書道・華道・茶道・水墨画によって 心を磨く道場 |
鞍馬山本殿金堂から 多宝塔に続く参道 歩きやすい石畳です 貴船神社の道行灯とは 若干意匠の異なる 朱の行灯が 鞍馬の自然の 彩となっていた |
≪ 北中小路の家竣工下検査 ≫ 03 2017年 7月 20日(木) : プロの心意気 . ・・盛夏 木槿(ムクゲ)・・ |
梅雨が明けた翌日 北中小路の家の竣工が近づいたので 下検査に行く 現場の近くの家の庭の ムクゲが満開 如何にも梅雨明けの空に 似合う 現場に着き 美装工事を行っている中での 検査となった 仕上の納まりを確認しながら 照明器具の点灯確認 木製建具の建付けの確認を進めていると 美装工事の責任者から 「建具の引き手やスイッチを触らないでください」 「金物やスイッチの指紋を拭きとって引き渡すのが 私たちの仕事ですから」 とまっすぐな申し入れ。 竣工検査は 「物」の出来上がりだけでなく 「仕事」の出来上がりも確認するべき との、教え。 プロの仕事人の心意気を見た。 誇り高き人々に支えられて仕事が出来ていく 改めてありがたく思う。 |
≪ お茶のお稽古 ≫ 02 2017年 7月 15日(土) : 洗い茶巾 . ・・瀧直下三千丈・・ |
夏日が続き お茶のお稽古は少し早いが 洗い茶巾 土用から立秋の時期に行う お点前 平茶碗に湛えた水は 琵琶湖 柄杓の長い柄を 瀬田の唐橋に見立 |
軸は『瀧』一字 李白の詩 「望廬山瀑布」の 「瀧直下三千丈」から「瀧」 「長い川を立て掛けた様に流れ落ちる瀧 飛び下る流れはまっすぐに三千丈 まるで天空から、銀河が落ちてきたよう」 と詠った詩 席中にあるといかにも涼を呼ぶ 三千丈は約9000m 中国のスケール |
床の花籠は宗全籠 久田宗全の好み 底と四方に 女竹をあてて 藤蔓で留めた意匠 |
茶花は 蕾が擬宝珠の形の ギボシ |
凛とした 高砂芙蓉 |
花の絡まる ネジバナ |
侘びの趣 房藤空木 |
≪ 西大路の家現場監理と 茶花 ≫ 01 2017年 7月 01日(土) : LGS工事 . ・・つづき薄と茶花・・ |
主体構造が重量鉄骨 デッキコンクリートALC3階建て スケルトンにして 二世帯住宅にリノベーション 天井及び壁下地は LGSで造ります ここは居間の続きの 和室空間の予定です 居間の床から一尺一寸上げる予定 |
居間からオープンキッチンと ユーティリティを通して バルコニーへの 勝手口通風ドアに繋がります 繋がる空間の対角線が延び 空間が拡がります キッチンエリアが 階段へのアクセスとなり 居間の溜まり空間に 落ち着きが生まれました |
お茶のお稽古は 棚を使ってつづき薄 朝茶事の時は 茶会の時間を短縮する為 後炭を省略して つづけて薄茶を お出しする 亭主と客が お互いを思いやり 言葉をかけて行う点前 |
夏の茶室らしく 床には鵜籠 涼やかな夏の風物詩 鵜飼が鵜を入れておく籠を 模した籠 淡々斎好み 床の色紙は 『水無月の夏越の祓する人は 千歳のいのち のぶと言うなり 大徳寺 大道』 |
半夏生の 葉の白さが緑を更に 引き立てる 夏越の大祓えが終わると 半夏生 雑節の半夏生には 関西では蛸を食べるそうだが 我が家ではその風習はない |
半夏生と響きあう 河原なでしこの白 |
可憐さが浮き出す ピンクの河原なでしこ |
燃え盛る炎の形態なのか かがり火草 たいまつ草とも 呼ばれている |
たいまつ草の陰に 静かにひかえる ごまの葉草 |
ばらばらになった 油引き番傘のような ヤブレガサ |
『沙羅双樹の花のいろ 盛者必衰の理をあらわす・・』 沙羅の花がひとつ 鵜籠の前に 落ちていました |
盛者の勢いをあらわすのか 美央柳 |
しっかりと雨の降った翌日 家の額紫陽花が 勢いを増していた 雪見灯篭の影で咲く 紫陽花 |
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・・人にやさしくきもちいい、街にとけこむたてものを・・
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