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HFDの つ・ぶ・や・き

****2019年  12月号****

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≪ 町の活性化と防災活動 ≫ 08

2019年 12月 03日(火) : ゆったりウォーキングと防災訓練        .

・・非常食キノコご飯の試食会を開催・・
 

町内会の
第3回ゆったりウォーキングを
先月17日に開催しました

冬の季節ですが
小春日和で歩いていると
結構汗をかきました

紅葉も鮮やかになってきました

 

傘寿を超えた方も
参加されますので
『ゆったりウォーキング』です

5キロぐらい歩きますので
健康づくりとともに
人と人とのつながりづくりです


 

この日は栗東の
大宝神社までのウォーキングです

本殿にお参りして
神楽殿の前で記念写真を・・
日差しがきつかったので
ちょっと眩しそうですね


 

翌週24日は
町内公園の草むしりと防災訓練です
非常食を作る公園を
まずは草むしりです

20名ぐらいで
一気に草むしり完了です


 

鋼板製の防災かまどを
2基設置
近くの神社からもらってきた
芝や枝が燃料です

思っていたよりも
火力が強く
50人分のキノコご飯が
15分で炊き上がりました

 

非常食のキノコご飯とひじきご飯を
50人分づつ炊きましたが
結構おいしくできました

塩分は一食当たり2gと
しっかり味が付いています

非常時は塩分が不足するのでしょうか
濃い目の味でした


 

半分生の木も
火が付くと勢いよく燃え上がります
アルミの鍋の底が
煤で真っ黒になっていました。

 

豚汁は100人分
人参ごぼう竹輪や大根
味噌でしっかり味をつけて
豚肉もたっぷり

寒いときには
やっぱり温かい豚汁が一番です

 

自主防災委員のメンバーは
防災ベストとヘルメットを着用
一目でだれが防災員か分かります

避難担当 消火救出担当 情報担当を
決めているのですが
非常食担当も必要になりそうです


 

ご飯を炊くのに
水加減は目分量なので
キノコご飯は上出来でしたが
ひじきご飯は
少々おこげがおいしく・・・!


 

今年の夏に
1次避難場所の防災倉庫を
リニューアルしたので
資材担当の防災副隊長が
新倉庫のお披露目をしました。

救命救出用具とともに
停電時に使用する
カセットボンベが使える発電機や
太陽光パネルでの充電器など
スマホが一度に20台ぐらい
充電できる設備です

 

直接命を守るのは
住まいの耐震改修が大切ですが
大きな災害を乗り越える力は
地域の人の
ネットワークです

建築家の視点で
災害に強い地域づくりに
力を合わせていきたいと思います

 


≪ 朝日新聞 素粒子 ≫ 07

2019年 11月 27日(水) : 11月25日号 痛烈で痛快!!        .

・・核兵器・香港・マイナンバー・カズ・・
 ≪長崎にて≫

「核兵器は所有も倫理に反する」と教皇。
核兵器禁止条約に背を向ける首相は
どう聞いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
唯一の被爆国として
まずしなければならないのは
核兵器禁止条約を
批准することなのですが・・

 
≪香港区議選≫

民意がうねった。香港で劇的な
審判が下る。どうする中国政府。
世界が見ているぞ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
抑圧で統治する国に未来はない。
大国になる前に
民主主義国家に

 
≪個人の尊厳は?≫

まるで踏み絵。恐ろしい職場だ。
国家公務員にマイナンバーカード取得を
「強要」。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中国のような
抑圧国家にさせてはいけない!



 

≪カズダンス≫

カズが来季、13年ぶりにJ1へ。
53歳、ダンスを再び。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カズダンスを愉しんでいられる
平和と民主主義を
守っていかなければ、と改めて!

 


≪ 冬のいろどり ≫ 06

2019年 11月 25日(月) : 冬の花と紅葉        .

・・いよいよ寒さが増してきました・・
 

山茶花があでやかに
咲いていました

山茶花は花びらが散り
椿は花首から落ちる

山茶花の方が
可憐ですね


 





ドウダンツツジも
紅葉が濃くなってきました













冬の庭の貴重ないろどりです

 





クリスマスの季節がもうすぐです

玄関に山帰来(サンキライ)のリースを
飾りました


 


≪ SL北びわこ号 ≫ 05

2019年 10月 20日(日) : 娘家族とSLで木之本へ        .

・・2019年 D51北びわこ号が登場・・
 

9月ごろ
事務所近くを通るJR線から
蒸気機関車の警笛が響いてきた

秋の北びわこ号の準備が始まった
運行日の一か月前
1時間並んでチケットをゲット

娘夫婦と5歳3歳の男児と
米原から木之本まで
小一時間の旅に


 

北びわこ号に今年から
D51が登場したことで
始発の米原駅のホームは
鉄道ファンで溢れていた

どの方向から来るのか
客車と連結する場所
デッキに乗る鉄道員が旗を振ると
動き出す・・など
カメラを持った鉄道ファンの青年が
詳しく教えてくれた


 

SLには乗務員が5人要る
運転する人 石炭をくべる人
炉の蓋を開ける人と
運転者は前が見えないので
左右の窓から安全を確認する人の
5人だとも教えてくれた

人手のかかる機関車なのだ

その青年はチケットがとれず
写真だけ撮りに来たと言う


 

SLは蒸気で走らせるための
まさに機械だ
無駄をそぎ落とした機能美
大きなエネルギーを生み出す
力強さが際立つ




 

D51は太平洋戦争中に
貨物輸送のために大量生産されたそうだが
現在はJR西日本とJR東日本で
各一両が現役で動いている

修理のための部品はなく
すべて単品生産だそうだ



 

見ているだけで力強さの伝わる
SLは 吹き抜け空間を構成する
梁組の様だ

構造的な安定感が
美しさを生み出しているようです


 

環境問題でCO2削減を目指す中
D51が少し肩身を狭くして
走っているような気がした






 

北びわこ号終点の木之本にある
鍋焼きうどん店の座敷に
引出しの鏡板が斜めに組まれた
箪笥が置いてあった

繰形をつけずに指がかかるようにとの
工夫だろう




 


≪ ほたるフェスタ2019 ≫ 04

2019年 6月 2日(土) : 笠縫東学区まちづくり協議会        .

・・中の井川でほたる鑑賞とアルパの演奏会・・
 



今年も笠縫東学区まちづくり協議会で

ほたるフェスタを開催しました




 


新堂中学校の近くを流れる

中の井川


 


小川沿いの小道に

ランタンを並べて 光の道をつくりました

「くさつ街あかり・夢あかり」のようです

 


暗くなるにつれて

一匹・・また一匹と

ほたるが舞いはじめます


 

ふんわりと癒してくれる

ほたるのあかり・・・



 

この時季

「蛍狩り」「蛍火」「蛍籠」「蛍船」など

蛍にちなんだ言葉が

いくつかあります


 


幻想的な光を放つ蛍に人々は

多くの幻想を重ね見てきました


 



名物唐物茶入にも

「蛍」の銘が存在します



 





ホタルフェスタの主会場では

フォルクローレで用いられるアルパ(ハープ)

の演奏会が開かれ

幻想的な曲を奏でました




 


≪ 国宝 耀変天目茶碗 ≫ 03

2019年 4月 12日(金) : ミホ美術館        .

・・大徳寺 龍光院の耀変天目展に行きました・・
 

南宋時代中国の窯で茶碗を焼くときに

僅かな確率で出現した耀変天目茶碗

現存するのは世界で3点

その全てが日本にあり

3点とも国宝に指定されている


 

現在、東京静嘉堂文庫

奈良国立博物館・ミホ美術館で

同時に3点が公開されている

ミホ美術館では

いままで殆ど公開されたことのない

大徳寺龍光院の曜変天目が

茶入れ等と一緒に展示された



 


津田宗及の竹茶杓

「茶杓は人なり」と称せられ

数寄者たちは自ら削った

茶杓を贈り

交流を深めた

桃山時代 16世紀

 


龍光院耀変天目

茶碗の中に

宇宙があるような

きらめきです

 

龍光院丸壺茶入

津田宗及

茶入は南宋時代に

添えられている盆は

元〜明時代の

菱形内黒外屈輪文盆

(ひしがたうちくろそとぐりもんぼん)


 

重要文化財

龍光院所蔵 油滴天目茶碗

添えられている台は

螺鈿唐草文天目台

琉球 16〜17世紀



 


大徳寺龍光院の

兜門

龍光院は黒田長政が

父官兵衛の菩提を弔い

1606年に建立


 


茄子茶入「国司」

大名物(おおめいぶつ)漢作

藤田美術館所蔵の

唐物茶入です




 


藤田美術館所蔵の

曜変天目茶碗

徳川家康から譲り受けた

水戸徳川家から

藤田家に伝わった

 


藤田美術館が

2022年まで改修中の為

現在奈良国立博物館にて

展示されている



 


丸壺茶入

銘「唐丸壺」

尾張徳川家伝来

徳川美術館蔵



 


静嘉堂文庫所蔵の

曜変天目茶碗



 


国宝3椀の中で

最高の耀変天目と

称されている



 


物相茶入

利休物相

唐物茶入大名物



 


平手肩衝茶入

大名物「金地院」

小堀遠州 有馬家伝来

萬野美術館旧蔵




≪ 『日日是好日』 ≫ 02

2019年 3月 1日(金) : 樹木希林と黒木華が好演        .

・・樹木希林さんの最後の映画となりました・・

 


観たかった映画だったので

まだ上映していた

十三まで行ってやっと観る事が出来ました


 

禅語の『日日是好日』そのままの

精神世界の深遠に触れることの出来る

すてきな作品です


 

樹木希林のほのぼのとした

雰囲気はなんとも言えない

柔らかな味です


 

ここでは表千家の茶道なので

帛紗捌きに

ちり打ちが入るのが面白い




 

お茶はまず形から・・

形が出来上がってくると

心が入ってくる・・と教える。

能から生まれた「守破離」の変化と

おなじ


 

茶入れから茶をすくうにも変化がある

「初中後」

一杓目は少し  二杓目は少し多く

三杓目は最も多くすくい

適量とする


 

茶碗に茶をいれ

茶せんで茶を点てる

お湯とお茶がしっくりとなじむように

穂先に気持ちをこめて・・


 

お客とはいつも

一期一会の気持ちで点てる

二度とないかも知れない

時間だから・・




 

『喫茶去』という禅語

「まあお茶でも・・」の意

でも奥は深い・・


 

典子と美智子が額を見る・・

頭の中に 「?????・・」

いまは分からなくても良いと言う


 

「守破離」の変化が

生き方に多くの示唆を

与えてくれる


 

本物に触れることは

人をみがく

目を養うことで

世界は広がる


 

お茶の愉しみの一つが

季節ごとの和菓子です

京菓子岬屋の下萌

新芽のほころぶ しぐれ饅頭

春の息吹を感じさせる

 

塩瀬総本家の紫陽花

涼しげな錦玉羹(寒天)の和菓子

手の平の懐紙の上で

夏を感じることが出来るのは

とても幸せなこと


 

心が揺れる時は

達磨和尚に睨んでもらう




 

悲しみにくれた時は

ありのままを受け入れる


 

掛け軸の文字は

読むのではなく

感じると説く


 

にちにちこれこうじつ・・

晴れの日も雨の日も

全身全霊で季節を感じること・・

ありのままに





初めてお茶に取り組んだ

樹木希林と黒木華に

お茶の深さを教えてもらった

すごい人たちです




 


≪ 賀 正 ≫ 01

2019年 1月 15日(火) : 長治庵と啓翁桜             .

・・雪と桜・・ 
 

正月早々から咲く

縁起物の啓翁桜が

雪深い山形の親戚から

届いた




 


さっそく玄関に飾る

流木荘りには

千両の色紙


 


葉牡丹も

彩を添え


 


啓翁桜と

呼応しています




 

年末には

琵琶湖の北東に位置する

雪深い郷の宿で

娘家族と共に

小旅行


 


茅葺の旅籠

長治庵は

江戸時代からつづく

木之本の宿の

囲炉裏のある旅籠です

 


広縁の雨戸は

雪が深いときは

建て込まれています






客室前の廊下の天井は

折上げの竿縁天井で

飴色が時代を

感じさせます



 

一晩で1尺は積もりました

客室棟から

囲炉裏のある主屋座敷へは

雪の中を渡っていきます

段には滑らないように

藁が敷いてありました


 


茅葺の屋根が

雪をかぶって

ふっくらと


 


軒下を伝って

母屋ヘ向かう通路には

雪囲いが架けられていました

まるで

雪深き郷 山形に

訪れているかの錯覚を

覚えました。






・・人にやさしくきもちいい、街にとけこむたてものを・・

畠山フォルムデザイン設計事務所 〒525−0026 滋賀県草津市渋川1丁目6−20

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